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米国レベル1外傷センターから見学 前編

2012年04月08日 18:56

青森市が大雪の2月。
雪の重みで家屋が倒壊している。

青森県ドクターヘリは青森にいる。
テレビでは、青森市の雪害が大々的に放映されている。
八戸消防は、ドクターヘリ事案が出ても、
ドクターヘリ要請はしない。
この雪では不可能。
運よく青森市を離陸しても、
八甲田山は越えることが出来おない。

午後からアメリカのニューヨーク、レベル1外傷センター勤務のナースが八戸CCMを見学に来た。
英語の得意な千葉医師が通訳する。
「貴方は、trauma surgeonですか」質問された
「はい、そうです。
アメリカ外科学会外傷手術インストラクターの資格を持っています。
これから説明しましょう」私
アメリカからやってきた男性ナースは、相当な経験を持つようだ。
14床の八戸department of critical care medicine.は、ニューヨークより広そうだった。
まず、最初の患者。CCM1ベッド。
リハビリ技師がちょうど治療していた。
[昨日入院の、頚髄損傷。C4骨折脱臼。frankelA.] 私
「気管切開はいつ手術したのか」
「ER入室2時間でERで行った」私
「いいね」
「今は、まだ、neurogenic shock状態、dopaminを使っている。ER入室24時間で経管栄養を開始、同時にリハビリも開始」私
「いいね」
「ハローリングで頸椎をけん引しています」私
「いいね」

次の患者は、1歳女児。
「交通事故。チャイルドシートしていたが、残念ながら頚髄損傷、C1.
現場心肺停止。Doctor cars出動、
現在脳波平坦に近い。」私
「・・・」
「アメリカでは、小児の脳死に対する臓器提供はどのタイミングで話をするのか」私
多くのことを語ってくれた。

次の患者は今朝来た。
「脾臓損傷、腹腔内出血2L,ショック、脾臓摘出した、状態はいい」私
「いいね」

次の患者は、多発外傷
「歩行者が車に轢かれた。
肺挫傷、フレイルチェスト、横隔膜損傷、膀胱破裂、骨盤骨折、四肢骨折、脳震盪、」私
そこまで説明すると、右胸のPHSが鳴った。
がっかり、会議だ。
私は、アメリカ人ナースに別れを告げた。

会議が終わり、ERに顔を出す。
1階のERはてんやわんや。

ドクターカー出動が増える。
ドクターカー当番は吉村医師。
呼吸不全に出動した。

5分後
八戸消防からダイレクトブルーが鳴る。
おいらせ町で、意識障害患者。
ドクターカー2号出せるか。
ERでは、軽米医師と河野医師、丸橋医師、が目を見合わせる。
ちょうど、千葉医師も入ってきた。
「行ける?」河野医師
「じゃ、自分が運転」千葉医師
「これから当直だけど、行っていいなら行きます」丸橋医師
「自分が当直留守番します」軽米医師
(続く)


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