雪降ろし墜落

2012年02月04日 19:34

雪国でよく起こる外傷。
屋根の雪下ろし作業中に誤って墜落。

今年の青森県は大雪です。
富山県も大変。

10時44分六ヶ所村からの要請でした。

大雪と言うことは、当然、雪雲でドクターヘリも出動できない場合が多いです。

この日は、八戸が基地です。
青森市、津軽地方へは出動できない状況でした。
八戸近郊だけが、視界が取れます。

ドクターヘリ通信司令室では、六ヶ所村の気象状況をインターネットで調べます。
「雲はない。出動可能」
同時に機長も天気図を見ます。
「とりあえず出動しましょう」機長
格納庫から凍りついたヘリポートにEC135は引っ張り出された。
格納庫は室温3度。
外は零下7度。
10時49分離陸
八戸上空は視界良好
機首を北に向ける。
東北町へ近づくと雪雲が低くなる。
それでも視界は取れた・。
11時8分六ヶ所村大石運動公園駐車場に着陸。
周囲は高さ1mの雪壁。
村の除雪車がヘリポート用に、念入りに除雪している。
アスファルトもところどころ見える。

救急車はまだ着いていなかった。
整備士が言う
「天候悪化しています。
できるだけ、短時間に離陸したいです」
「はい、分かりました」高田医師

11時12分救急車到着し、中で診療を開始した。
高田医師、軽米医師、フライトナースが乗り込む。
四肢骨折あり、血胸もありそうだ。
外傷primary surveyを終えて、へり内へ収容する。
11時20分離陸。
逃げ帰るよう南へ向かうEC135.
11時37分八戸市立市民病院着陸。
2009年3月25日開始から数えて974件目の出動だった。

青森市では積雪130cmを越えたニュースがテレビでやっていた。
青森市郊外の酸ヶ湯温泉では、積雪340cmと言う。

2012年1月31日EC135は約束どおり、青森市へ基地病院を移した。
豪雪の青森市で活躍するために。
国内のどこでも経験したことがない、
積雪1mの基地病院から離陸するドクターヘリ。
困難なこともあるだろうが、
克服できることを応援したい。

この半年で、ドクターヘリの利用法をマスターしたつがる消防へは、何回も出動するのだろう。
大雪の中、着陸地点を確保することは大変。
消防の苦労は身にしみてわかる。

活躍を期待したい。


コメント

  1. 消防隊 | URL | -

    大雪北国

    今年の六ケ所村は、去年の倍以上の雪です!でもそれでもドクターヘリが六ケ所村に来てくれるとても嬉しいです事ですが、くれぐれも気をつけて活動してください。応援してます。

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