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周産期救急シリーズ最終回

2012年01月26日 21:30

連載してきた周産期救急特集。
いかがでしたか。
感想を頂いても、
返事はなかなか返せません。
でも、読んでいますよ。
中学生からも頂きました。

この記事を書くので精一杯です。

さあ、最終回です。

「世界中でドクターヘリ内で分娩した例を調べてみろ」私
明石医師が調べました。

搬送中における出産の頻度やその分娩における
死亡率に関する調査の報告はほとどないない
Low RB et al:J Emerg Med.1988;6(1):41-8

南カリフォルニアでは、ヘリ搬送は病院から周産期センターへの
緊急搬送として安全に行えており、成功している。 
Elliot JP et al:Am J Obestet Gynecol.1982;143(2):157-62

重度の合併症があっても妊婦のヘリ搬送は可能
Ohara M et al:J Obstet Gynaecol Res.2008;34(2):189-94

ハイリスク新生児は周産期センターに搬送され生まれた時の方が、
現地で生まれる時よりも生存率が高い。 
Low RB et al:J Emerg Med.1988;6(1):41-8 
このことは、へり内分娩覚悟で周産期センターに近づくことの根拠です。
つまり、周産期ヘリ搬送を肯定しています。

ヘリコプター内での分娩の報告はありませんでした。

「結論はなんだい」私
「周産期センターにできるだけ近づいて
分娩させることを推奨したいと思っています。
ハイリスクならハイリスクなほど、
できるだけ近づく。
モチロン、周産期センターで分娩することが最高。
現場で生ませてからだと、
搬送中新生児が危ない」
「そうだね、
青森県ドクターヘリの出動の8割は50km圏内。
飛行時間15分以内。
できるだけ近づく」私
「現場で発露があったら、それは分娩が近い。
その場合は、現場分娩を進めます」明石医師

国内調査では、年間550人が病院前の救急車や自宅、自家用車で分娩開始になっている。(ALSOで習った)
病院前分娩はめずらしことではない。

早めに、周産期ヘリ搬送のマニュアルを作りたいものです。
・・・・・・

八戸ALSO,BLSOが終わった。
受講生は満足。
しかし、赤字が70万円。
救命センターみんなで割り勘しても、高額。
それでも、一流の講習会を開催するのは、
地域のリーダーの誇りから。

県病新生児科の網塚部長から電話が来た。
「新生児蘇生の講習会を一緒にひらきましょう。
特に、救急隊向けを、
協力します。
八戸へ行きますよ」
うれしかった。

・・・・・
救急の教育をする。
救命救急センターの仕事。
・・・・・

産科の危機
救急の危機
両方救いたい。

(周産期救急シリーズ 完)


コメント

  1. 鈴木大輔 | URL | mQop/nM.

    鹿児島の離島の先生が、へきち離島救急医療研究会で、ヘリ内分娩があったといっていたような気がします。
    妊娠中の脳卒中は他院から当院へのドクヘリ搬送をしたことがありました。年間1名は当院でも脳卒中合併妊娠を経験します。

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