分娩にドクターカー対応

2012年01月23日 19:26

1月25日青森テレビに生出演します。
10時おしゃべりハウス
今回はインフルエンザ特集です。
「お笑い」もやりますよ。

連載に戻ります。
今日はドクターカー分娩出動です。

31歳, 3妊2産、妊娠37週5日の女性でした。

朝7時頃, 自宅で破水.
8:11, 自家用車内分娩始まりで救急要請.
8:13ドクターカー要請.
8:22 ドクターカー現場到着(最先着).
8:23,頭が股から見えた。
「ここで生みますよ」
ALSOで習ったように、始める
会陰を左手で押さえて保護。
妊婦のいきみを和らげる。
「は、は、はして、眼を相手」
前方後頭位だ。
小泉門が触れる。
出血と羊水が飛び散る。
頭が出た。
回転し始めた。
赤ちゃんの顔を拭く。
前の肩を出すときに、
いきませる。
そして後ろの肩を出す。
あとはスルーと出た。
母親の腹に赤ちゃんをのせて
臍帯クランプ。
臍から10smでペアン。
それから3cm離してもう一本ペアン。
その間をはさみで切離.
室温をあげる。
赤ちゃんの体をふき取る。
足の裏を優しく刺激。
泣かない。
聴診器で心臓の心拍数を聞く。
100回以下ならヤバイ。
よかった、100回以上。
保温。
8:24, 救急隊現場到着.

【患児の状態】
啼泣なく全身チアノーゼあり. 
臍帯動脈触知良好, 脈拍>100/分.
接触時Apgar score 6点.
背部刺激すると啼泣あり.
Apgar score 8点に改善。

【母体の状態】
気道, 呼吸, 循環問題なし. 胎盤未娩出. 活動性出血無し.
8:42, ER到着.

【患児の経過】
HR 122/分, SpO2 95-97%, RR 40-50/分,
BT 35.1℃.末梢冷感(+), チアノーゼ(+).
体重3230g.
新生児低体温症,
多血症のためNICU入院.
母児共に第6病日自宅退院.

ああよかった。
ALSOに感謝。

八戸市立市民病院救命救急センター救急医18名
全員ALSO受講済み。
ドクターカー、ドクターヘリでどこでも出動。

青森県病NICU網塚部長先生から、連絡をいただいた。
網塚部長は、わたしの恩師
小児科中田医師の後輩。
中田医師は私の小児科の指導医。

「新生児蘇生の講習会をやりましょうか」網塚部長
ありがたいことだ。
モチロン救急隊も交えて。
早速考えよう。


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