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太平洋から日本海 その5

2012年01月03日 18:20

この事件は夏に起きています。
患者の個人情報保護のため、
ブログ発表時期をコントロールしています。
季節感がなくもうしわけありません。

・・・・・・
8月下旬から9月にかけて、青森県の日本海側は最も水温が上がる。
鹿児島の南で赤道から北上してきた暖流黒潮が日本海に流れ込む。
この黒潮の支流が対馬海流(つしま)だ。

名前の由来は、長崎県対馬諸島だ。
対馬に面するのは長崎、佐賀、福岡、山口、島根。

島根にも今年6月13日からからドクターヘリが飛んでいる。
全国27機目だ。
基地病院は島根県立中央病院。

全国の県立中央病院には、4年前まで、ドクターヘリの運航に消極的な施設が多かった。
都市部にあるのでヘリコプター騒音が心配、がんセンターである事、
救急医が少ない、ベッドが足りないなどの理由。
しかし、ドクターヘリの大活躍で、民意が高まり、方向性を変更した。
「県立中央病院がドクターヘリをやる」
全国一早く、方向転換したのが青森県だった。
全国の自治体で、唯一ドクターヘリ運航を決定し、実行した。

様々な困難はあった。
当たり前だ。
他に前例がないのだ。
もっとも、市民病院で運行したのも、八戸が最初。
青森県立中央病院が2011年6月1日からドクターヘリを運航した。
遅れて、6月13日、島根県立中央病院でドクターヘリを運航した。

島根県ドクターヘリの陰には、出雲の3つのライオンズクラブが応援している。
八戸基地には、八戸ライオンズクラブからフライトスーツを、
ロータリークラブからフライトジャンパーの寄付を頂いた。
感謝。

赤道から北上し、島根県対馬諸島を通過してきた潮なので水温は高い。
現在は28度くらい。
陸奥湾の中央は24度。
陸奥湾で養殖している帆立貝は低水温を好む。
しかし、9月近くに、日本海から対馬暖流が陸奥湾に流れ込むと、
陸奥湾の水温が一気にあがる。
その場合は、貝が死ぬので、
漁業者は、養殖かごを水底近くまで沈める。
水底の水温は低い。

おそらく対馬暖流のせいで、溺水でも体温が下がらなかったのであろう。

私は、弘前大学高度救命救急センターに電話した。
一発収容許可が出た。
本当に、よくなった。
ドクターヘリを始めた2年半前は、
県病も、弘前大学も、時に収容不能の時があった。
収容許可をもらうにも時間がかかった。
いまは、一発OK.
うれしい。
これもドクターヘリ効果か。
(続く)


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