1300件目出動は吉村

2011年12月21日 20:25

吉村医師が、病院前救急診療研究会で、心肺停止に対するPCPS<人工心肺>を積極的に導入していることを発表したのは、11月。会場からは厳しい質問が相次ぎ、うなだれて八戸へ帰ってきた。
私は彼に告げた。
「これは研究会だ、学会ではない。
取り組んでいる治療や、新しい取り組みを発表する。
そこには、不完全なものがあるはずで、
不完全さを隠す必要はない。
多くの学会では、うまく行った自慢話が主流だが、
研究会では、悩みながら行っていること、
結果がうまく出せない取り組みも、
包み隠さず発表していいはず。
会場からは遠慮がない質問や意見が出るはず。
それが、学会ではない研究会のいいところ。
下を向く必要はない」

1週間後
「ドクターカー出動の全患者のカンファランスをやりたいです。
定期的にやりたいです。
件数が多いので、
たまる前に、やりたいです」吉村医師
「いいねえ」私

そして、先週第1回のドクターカー出動レビューが行われた。

2010年3月開始の八戸ラッピドドクターカーは、昨日の夕方で1,298件だった。
「今日の夜のドクターカー当番は誰?」
「吉村医師です」明石医師が答える。
「それじゃ1,300件目は吉村医師だね」私
「彼はつきますから、きっと」明石医師

その夜、3件の出動があった。
1,300件目は意識せずに、超えられた。
さらに、朝7時、
港で労災事故、
赤車が病院へ迎えに来る、ピックアップドクターカーで現場出動した。
1302件目だった。
1年8ヶ月で1300件越え。
この回数全部が助かった数ではないが、
それに近い数の、市民が感謝しているはずだ。



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