もし、八戸にあったら 最終章

2011年08月06日 18:23

「FFP入れています。室温は30度です」吉村医師は麻酔担当
死の三徴の低体温、凝固障害、アシドーシスを必死に食い止めている。
これまでも、何人かこの胸椎骨折脱臼からの出血で失っている。
止血成功には、死の三徴が出る前に手術を終えること。

必死の止血処置と全身管理が続けられる。
「PEAです」吉村医師
「もはや、これまでだ。止血処置をしても循環が保てない。死の三徴だ」

予測救命率が低い重症外傷を救うことは困難。
ただし、受傷直後であれば、可能性は高くなる。
ドクターヘリで現場を向かう、そして緊急処置。それから病院搬送。

もし八戸にドクターヘリがあったら、
以下予測
14時24分消防は、119番通報で救急車とドクターヘリを同時出動させる。
14時28分ドクターヘリ離陸。
14時31分救急隊現場到着
14時35分救急隊より名久井岳を超えて上空に近づいたドクターヘリに状況報告
14時39分現場上空そしてランデブーポイント着陸
14時40分フライトドクター患者接触
気管挿管、胸腔ドレーン、輸液開始。
14時55分離陸
14時59分名久井岳を越えたところでドクターヘリから無線通信開始。
大量血胸によるショック宣言。輸血準備依頼。
15時6分八戸市立市民病院ヘリポート着陸
15時9分八戸ER入室
15時11分O型輸血開始
15時20分CT撮影
15時35分手術室で手術開始死の三徴が出る前に

でも実際は
15時51分八戸ER到着
今回の患者には、高齢者のため、予測救命率の計算はできません。
僻地で起きた重症外傷。
去年までは救えたかもしれない。
ドクターヘリもう一機追加にかかるわずか県費年間2千百万円を節約することに賛成した多くの県民の意見。
2011年6月11日県費追加一機年間一億円かかりますと広報した、地元新聞。
「受益と負担どう評価」[コストがかかっても、二機体制にすべき30%のみ]

政治家のみなさん、早く解決お願いします。
(もし、八戸にあったら  完)


コメント

  1. BBQ | URL | 5KTh30no

    恐れていたことが起こってしまいましたね。
    とても残念です。
    はやく2機体制に。

    そのためにも、消防の方でもどんどん要請して、ヘリの有効性を県民に体感してもらえればいいんでしょうけど…。

    ところで、今回の現場活動時間がとても長かったですよね。32分はこのブログでも見たことが無いです。ここで聞いても分からないかもしれませんが、何でこんなに時間がかかったのでしょうか。不思議に思いました。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/743-8f917624
この記事へのトラックバック