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もし、八戸にあったら その2

2011年07月31日 18:11

「クラッシュプロトコールですね」
「ただし、重症ショックのときだけ」

吉村、明石医師は感染予防のガウンを着ている。
西の空から高いエンジン音が聞こえてきた。
聴きなれた音だ、すぐにEC135と分かる。
病院の建物の影から、大きな白い機体が現れる。
機体の底には、JA112Dの文字。
二人が着ていたガウンはダウンウォッシュではためく

さすがに、田子町と八戸の飛行は機長にとってお手のもの。
これまで40回飛んでいる。わずか11分。
15時46分八戸市立市民病院着陸。
整備士が右前ドアから降りた。
外部電源装置をヘリコプターにくっつけた。
機長はエンジンの出力を落とす。
メインローターは回転を落とす。
はっきりと4枚羽確認できるまで落ちた。
整備士は、後ろのドア開けた。
その直後に、メインローターが止まった。

明石医師と吉村医師は回転が止まったこと確認してEC135に近寄る。
ストレッチャーの左には酸素タンクが着いている。
それがナースシートによくひっかかる。
だから、左酸素タンクを抑えてストレッチャーを引き出す。

橈骨動脈は触れない。
だが頸動脈は触れる。
血圧は低いはず。
ショックだ。
緊張性気胸の所見を探す。
しかしショック以外に緊張性気胸の所見はない。
「無理するな、これならER勝負」私

15時51分ER入室
(続く)


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