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もし、八戸にあったら

2011年07月30日 23:44

14時24分三戸郡より119通報
高齢男性が車にひかれた。

14時31分救急隊現場到着
ショック状態、意識障害。胸部外傷!
14時36分青森県ドクターヘリ要請。
EC135は70km先の青森市にある。
14時40分ドクターヘリ青森市を離陸。

15時3分田子町現場着陸。23分で到着。
それでも救急車搬送の1/3以下
フライトドクターは男性に気管ソウカン、輸液ライン確保、急速輸液を開始した。

吉村医師の持つダイレクトブルーに連絡が入った。
「交通外傷、ショック状態、気管ソウカン、輸液済み。
フレイルチェスと、FAST陰性、血胸なし、気胸なし。
収容お願いしたい」フライトドクター
「いいですよ。」
ERは騒然となった。
吉村医師の情報は、ERにいた医師団にあっというまに伝わる。
ERにいた千葉医師は、ドクターヘリと通信のために、ドクターヘリ通信指令室へ入った。
5月まで2年3ヶ月使用してきた部屋だが、いまは器材をそのままにしてCSは青森市に移った。
電源を入れて、器材を立ち上げる。
「八戸市民病院より青森ドクターヘリ1どうぞ」千葉医師CS見習い。
「・・・・・」応答ない
まだ現場離陸前なのだろうか。
10分後再び無線で呼びかかる千葉医師。
やはり応答がない。

15時35分現場離陸した。
重症外傷患者に対しては15分以内で現場へ飛び、現場活動は15分以内が目標。そしてすばやく離陸。
今回は、長い。23分の飛行時間+現場活動時間32分。
それでも救急車搬送より早い。

CS千葉医師はドクターヘリからバイタルサインを送ってもらう。
そして、ERに直ぐに肉声で伝える。
「手足が冷たいショック。胸部挟まれている!」千葉

「吉村先生、重症胸部外傷に対して、気管ソウカンしたあとに、起こることはなに?」私
「緊張性気胸です」
「メスを持って、ヘリポートで、胸腔に小さい切開を入れろ、それも両側」

(続く)


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