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2回心停止した重症外傷 その2

2011年06月26日 18:32

救急車の中で心停止した男性。
ドクターヘリで八戸ERに到着した男性の両手は動いていた。
下肢は動かない。
「FAST陽性」町田医師。
胸部レントゲンでは右の肺挫傷。
骨盤レントゲンで、骨盤骨折ない。
股の動脈から採血する。
直ぐに検査。
「pH6.8.アシドーシスひどい。カリウム6」明石医師
「意識障害、アシドーシス、腹腔内出血、・・・。
外傷出血性ショックで、代謝性アシドーシスなら、ものすごい出血量のはず。
受傷3時間で、輸液量2Lで、Hb10台だ。下がっていない。
出血量はそう多くないはず。
アシドーシスは痙攣発作だろうか、それとも、中毒?
どちらにしても輸液負荷を続ける。
第一の鑑別診断は、出血性ショックで。
外傷ショックの90%は出血。
輸液量の指標に尿道カテーテルで、尿量を見よう」私

町田医師が、肛門に指を入れて、前立腺の位置を見る。
重症外傷、とりわけ骨盤骨折では、尿道損傷を合併しやすい。
尿道損傷があると、前立腺の位置が頭側へ移動するから。
尿道に管を入れ前に、肛門から前立腺を診察する。
尿道損傷があれば、尿の管は腹壁から入れることになる。

「前立腺の位置はよい。
ただし、肛門括約筋がゆるい。」町田医師
陰茎・亀頭を天井に向けてひっぱってみる。
意識がなくても、この反射は正常なら残る。
引っ張ると普通なら肛門が締まる。

しかし、反射が無い。
これは脊髄損傷を疑う。
下肢は動かないのは脊髄損傷だろうか。
まずは尿道出血ない、前立腺位置よし、
尿道損傷がないので、
フォリーを入れる。
入れたのは私。
しかし、尿の逆流がない。
おかしい。
(続く)


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