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心嚢穿刺 最終

2011年06月16日 19:00

「難しい大手術が今始まったばかり。対応できない」大学病院医師
それなら青森県病だ。
このふたつの病院は、ヘリポートを持つ。
この二つ以外にヘリポートを持つのは、
八戸日赤病院と、八戸にある青森労災病院、三戸中央病院だけ。
この3つは、大動脈の手術はできない。

もう直ぐ、工事が始まる津軽地域の西北病院は、ヘリポート工事の予定はなし。
そして、すでに最近出来上がった、三沢病院もヘリポートを持たない。
二年前にできた十和田中央病院もヘリポートを持たない。
相変わらず、青森県の病院は・・・・

青森県病に電話した。
しかし、青森県病も収容できないとの返事。

3番目は、切り札の青森市民病院。
ここは、ヘリポートを持たない。
しかし、心臓外科手術では、全国的に有名。
「いいですよ」青森市民病院心臓外科医の高橋医師の言葉。

家族も手術と転送に承諾した。
大動脈疾患の手術は難しい。
そして手術時間がかかる。
麻酔も、いったん心臓を止めて人工心肺を使うので、やはり難しい。
どの地域でも、手術できる病院を探すのに手間取る。

20分後青森県ドクターヘリは離陸。
青森県病へリポートを目指す。
冬の八甲田山を越えることができる日は、そう多くない。
今日は、曇りだが何とか越えられそうだ。
離陸20分後青森県病へリポート着陸
そこから、青森消防の救急車に乗り換えて、陸路約10分の青森市民病院へ向かう。

大動脈解離、そんなの、なぜ八戸で完結できないの。
そんな声が聞こえてきそうだが。
この病気は、救命救急センターで扱うというより、循環器センターの守備範囲だ。
国内に救命救急センターと、循環器センターを併設している病院は、それほど多くない。
8年前の川口救命時代も、わたしは全例解離は、自治医大心臓外科にお願いしていた。

心タンポナーデを解除された患者は、
無事に、手術室へ到着したはずだ。

(心嚢穿刺  完)


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