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真冬のナマコ漁潜水夫心肺停止 その3

2011年05月22日 18:12

大雪の青森市だったが、ここは除雪されていた駐車場だった。
すでに、無線で、ドクターヘリ内には患者情報は入っていた。
呼吸は速い36回。
呼吸数36回と早いのはおかしい。
低酸素やアシドーシスを疑う印。

9時4分医師は患者に接触。
フライトドクター候補生の吉岡隆文医師は緊急処置を行う。
光銭医師は、収容病院を選定する。
この患者こそ、救命救急センターだ。
心肺停止蘇生後、直近に限る。
直近の救命救急センターへ電話する。
勇んで電話したが、返事は「・・・」
「えっつ、だめ?」吉岡隆文医師の声
気をとりなして、今度は次に近いもう一つの、救命救急センターへ電話した。
しかし返事は「・・・・」
フライトドクターの光銭医師は現場で立ち尽くした。一体どうすればいいんだ。
残るは、八甲田山を越えた向こうの八戸。
潜水後の減圧症患者を山越えでヘリコプター搬送することは、
症状悪化につなげる。
山を越えると気圧がさがる。
気圧変化は、窒素の血液中の泡を増やす。
だからやってはいけないこと。
たとえば、伊豆半島で潜水したあとに東京へ帰るのには、
箱根越えの車の移動は避ける。
海岸の道路を選択する。
沖縄で潜水した後は、その日の飛行機には乗らない。
減圧症でなくて普通のダイバーでも高度を気にする。
そうしないと、気圧が下がり、減圧症になってしまうことがある。
減圧症と山越えは因果関係が強い。
青森市の津軽半島側で起きた潜水事故、心肺停止後の男性。
この男性に対して対応できる施設が近くにない。
最後の砦は八戸市立市民病院救命救急センター。
光銭医師は患者をドクターヘリで、
八戸市立市民病院救命救急センターまで運ぶことにまだ迷っていた。
高度を気にしている。
陸路で八戸まで海岸を通って、
この雪だと3時間だ。
ヘリコプターで20分。
しかし、ヘリコプターで山越えは危険すぎる。
(つづく)


コメント

  1. コン | URL | JalddpaA

    五戸町の青年に感謝

    五戸町にドクターヘリが出動しました。
    フライトドクターは高田医師、吉村医師です。
    患者をヘリコプターに収容しました。
    家族も同乗することになったので、吉村医師は、現場に置いてきぼりになるはずでした。
    偶然通りかかったというより、白車と赤車が勢いよく走っている光景に出くわした青年は、ドクターヘリ出動に違いないと思ったそうです。
    五戸町でよく使うランデブーポイントへ自家用車で向かうと、程なくEC135が着陸しました。
    そして離陸。
    静かになったランデブーポイントで、置いてきぼりになっていた吉村医師に青年は近づき「ブログ毎日見ています」
    「これが、ブログで書いている、”置いてきぼり”ですね」
    そして、フライトスーツの左胸のネームプレートを見て「吉村先生ですよね、いまから自分は八戸に行く用事があります。車にのっけましょうか」「洋上救急も行った吉村先生ですよね」
    親切な青年の車で、病院まで送っていただきました。
    ありがとうございます。
    この地域ではドクターヘリが市民に浸透しています。
    うれしい。

  2. コンファン | URL | C/VgCf6Q

    RE:五戸町の青年に感謝

    五戸町の青年に感謝を読んだだけで目がウルウルしてきました。
    22時からのNHKの番組を楽しみにしているところです。今センセが出演されないのが少し残念ですが。

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