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中止でよかった その1

2011年05月07日 18:11

青森県病のドクターヘリ基地病院の準備が進んでいる。
新しい青森県病救命救急センター棟の2階に、ドクターヘリ通信司令室が新築される。
青森県病のドクターヘリ通信司令室に、新しく無線基地もできる。
その無線基地と青森県ドクターヘリとで、無線点検を行う必要になった。
予定されたのは、3月の日曜日の午前。
震災の1週間前。
その日、八戸市立市民病院救命救急センターでは、
病院前外傷救護講習会JPTECが開催されることになっていた。

その日曜日の朝、8時半から、講習会が始まった。
このJPTECで習うことは、ドクターヘリに乗る医師と看護師には必須の知識と手技。
2011年6月からドクターヘリを運行する青森県病の救命救急センターから
受講申し込みがあった。
3名の看護師。
他施設から多数の申し込みがあったが、定員オーバーため何人もお断りした。
県病の3名は、勿論3名とも受講していただいた。特別扱い優遇。
県病を応援する気持ちです。

病院が自前でJPTECを主催できる施設は日本中にそう多くはない。
青森県内にはここだけ。
講師に私も入る。
30分の講義では、
「ロード&ゴー」
「トラウマバイパス」
「初期評価、全身観察、・・・・」
「トラウマバイパスについて説明します
重症外傷患者は搬送時間が20分かかっても、
30分で手術室へいける病院へ運ぶべきです。
受傷から1時間以内に手術に持ち込めば、
ずいぶんひどい外傷でも助かります。
搬送時間が30分以上かかる場合は、ドクターヘリを呼ぶべきです。
近くの病院へ運んで、手術まで2時間かかるより、
遠くの外傷センター病院ヘドクターヘリで運んで、
ERから手術まで30分の方が、結局早い。
このことをトラウマバイパスと呼びます」
・・・・・
ドクターヘリ格納庫に2台の車を入れた。
車に挟まれた患者を想定し、
実際の車から、傷病者救出する訓練が行われた。
3月の外気温はまだまだ寒いので、格納庫を使う。
「今日は、ドクターヘリが10時頃に離陸し、
青森県病へ訓練に向かいます。
帰りは12時前です。離着陸時に、一時訓練を休みます」
講師が受講生に説明した。

1時間後CSから私に電話が入った。
「今日の、県病での訓練は、青森市方面が雲のため視界不良で中止になりました」
・・・・・・
ドクターヘリ要請ホットラインが鳴る。
「五戸町で、大工さんが屋根の上で意識消失」
11時17分119番通報。
(続く)


コメント

  1. ゆーいち | URL | -

    外傷コース開催うらやましいです

    JPTECなどのコースは当院・高知医療センターも開催したいところですがまだ至っておりません。
    スタッフへの教育を行い、精進します。

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