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緊急救命訓練 於 三沢

2010年11月25日 21:50

朝から曇りがちの天気。
「今のところ出動は可能だが、ちょっと天気が崩れたら運休かも。」

13時30分、三沢消防からドクターヘリ要請。
「20歳台の女性、高所からの墜落」

いつものように素早く準備を整え、数分で離陸する。
目指すランデブーポイントは墜落現場、つまり青森県立三沢航空科学館…


11月7日の日曜日、三沢航空科学館との共催で緊急要請訓練を行いました。
そのとき事前に用意されたのが、上に書いたようなシナリオでした。
といっても本当の要請と同じホットラインが使われ、本番さながらです。
違うのは最初に「訓練要請、…」と断りが入ることだけ。

EC135は、順調に高度を上げながら三沢に向かって一直線に飛行を続けます。
湾岸の工場地帯が、みるみる後ろに流れてゆきます。



三沢市内に入り、三沢救助1との通信回路を開きます。
風速毎秒8m とのこと、少し風が強いようです。
航空科学館への着陸は初めてなので、上空から確認しつつ左旋回で着地に入ります。



降下を始めて地表が近づくと、びっくりする位の人影が見えます。
満杯の駐車場で、着地点に向かって走る子どもまで見えます。

離陸から10分で青森県立三沢航空科学館に着陸。
メインローターが止まる前に整備士さんが地面に降りて周囲の安全を確認し、
救急車をヘリコプターの近くに誘導しつつ医療スタッフに降りる許可を出します。

3名のスタッフが救急車に乗り込み、処置を開始します。
意識清明だがショック状態で、骨盤骨折が疑われるという状況。
救急隊は、サムスリングという器具で骨盤の簡易止血処置を行っていました。
型通りに primary survey, つまり ABC の確認を行います。
高流量の酸素投与、末梢ライン確保、超音波検査で腹腔内出血あり。
残念ながら、この部分は救急車内だったので観覧者には見えませんでしたが。

安定化できたので、次は搬送です。
救急車からストレッチャーを出し、EC135 後方のクラムシェル式ドアから載せます。
前もってヘリの機内で待ち受け、すばやく処置を引き継ぐスタッフも。
あとは離陸許可を得て病院に向け飛び立つ・・・ 訓練は、そこで終了となりました。

その後は、一斉に駆け寄ってくる子どもたちに防戦一方でした。
坂本議員やスタッフ医師がドクターヘリに関する講話も行う予定でしたが、
残念ながら順序が逆になってしまい、あまり注目を集めることができませんでした。

それでも、来て下さった方々にはドクターヘリを間近で見て頂くことができました。
そうして文字通り身近に感じていただくことで、目的は果たしたと思います。
帰りの離陸は旋回しながら上昇し、地面いっぱいの皆さんに手を振りました。



会場に来て下さった皆さま、本当にありがとうございます。
ぜひまた、機会をつくって多くの方にドクターヘリを見て頂きたいものです。


コメント

  1. 4288 | URL | .0I7MpDg

    地道な地域活動

    で子ども達にその存在とはたらき、役割を知ってもらうことは未来の医療への橋渡しで大切ですね。
    お疲れ様です。

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