痙攣重積 最終

2018年07月11日 18:09

伊沢医師に私は告げる
「呼吸の深さを見て、
浅くなったら、バッグバルブマスクで補助呼吸を開始してください」
私は、ナースに、
「さあ、今だぞ。
血管確保は」
先ほどまでと違いぐったりした上肢に、
わたしは、再びゴムで駆血をして、
20G留置針を入れた。
ジアゼパムが効いていた。

米国の痙攣重積のガイドラインには、
ジアゼパムまたはミダゾラムIVとある。
第2選択薬にフェニトインがある。
フェニトン(アレビアチン)の注意点で、
あまり知られていないことがある。
中毒による痙攣には使わないほうがいいという事。

例えば、三環系抗うつ剤や四環系の過量による中毒性痙攣に使うと、
不整脈を起こし、さらに心室細動になることもある。
だから使わない。
テオフィリン(ネオフィリン)は喘息に時に、使用することがある薬剤。
アメリカのガイドラインでは喘息に使われない薬だが、
日本ではまだ喘息に使われえている。
血中濃度が上がると痙攣をおこすことが問題となっている。
テオフィリン中毒による痙攣には、
フェニトインは無効である。
だから使わない。

患者は救命救急センターに入院した。

痙攣重積 完



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