交通事故2件同時発生 その3

2018年03月11日 18:40

上十三消防指令センターは、
ドクターカーに無線を入れた。
「上十三消防指令センターより八戸ドクターカーどうぞ」
「はい、八戸ドクターカーです」栗原医師
ERからの電話を切った直後だった。
「〇〇町で交通事故。傷病者は女性1名。意識なし。
救急隊が現場へ向かっている。
ドクターカーを要請します」
「八戸ドクターカー了解。
すでに、○○町へ向かっています。
現在地は八戸市内田面木です」栗原医師
「上十三消防指令センター了解。
ランデブーポイントは下田警察前」
その無線の内容は、ドクターカー内にスピーカーで流れる。
天井で鳴り響くピーポーサイレンに負けない音量でトヨタラブフォーの室内に流れる。
ドライバーはうなずきながら
「了解。下道で向かいます」無線に応えた。

八戸ドクターカーの出資は、八戸市を含めた近隣町村から100%出ている。
上十三消防地域からはもらっていない。
しかし
「必要があれば、圏域を超えてドクターカーを出動させてもいい。
それは八戸のプライドだ」
と、八戸市長の弁。
という事で、
今日も、ドクターカーは圏域を超えて縦横無尽に出動する。

ERでは当直に入った今野副所長、日中のER当番の居残りで近藤医長、佐々木医師。日中のドクターヘリ当番を終えたばかりの藤田医師、夕回診を終えたばかりの野田頭副所長、長谷川医師がいた。

栗原医師を乗せたドクターカーは、北に向かう。
圏域や出資金、市立病院にこだわらない
県南全域を守る八戸のプライドを背負っての出動だ。
(続く)


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