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冬の川に落ちた女性の劇的救命  その3

2017年03月03日 18:55

赤車はすぐにランデブーポイントを出発した。
ウーウーサイレンがうるさく響く赤車の室内。
医師たちは、
患者接触時の手順を確認する。
赤車と救急車は10分後にドキング成功した。
予想より救急車は南下して近づいていたのだった。

医師たちは救急車に乗り移った。

救急隊はCPRを行っていた。
「えっつ、
CPAだったか!」
近藤医師は、予想はしていたものの、
上空で最後に聞いた患者情報とちがうことで、
愕然とした。
CPAの情報はERにのみ伝わっていたのだった。

女性の体は死人のように冷たかった。
冷えた川の水でびしょぬれの着衣はすでに脱がされていた。
近藤医師はCPRの位置、深さがいいことを目視した。
頸動脈を触る。
CPRをやめてもらった。
「脈なし」近藤医師
「車を出してください」近藤医師
救急車は走りだした。
走りながらでも処置ができるのが
ドクターカードッキングの強みだ。
救急救命士だけだと、
マンパワーが不足するので、
一つ一つの救急処置を丁寧に安全に行う。
だから、停車中に処置を行うことが多い。
運転手(機関員)の手も借りて、
3名全員で処置をすることが多い。
ドクターカードッキングで、
機関員を運転席においても、
後方で2名の救急救命士と1,2名の医師がいるので、
緊急処置は可能となる。
現場滞在時間の短縮につながる。
揺れる車内で、
近藤医師と看護師は
気管挿管。
田中医師は静脈路確保。
アドレナリ注射。
心室細動にCPRを継続しながら
救急車はドクターヘリが待つランデブーポイントへ走る。
(続く)


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