冬の川に落ちた女性の劇的救命 その2

2017年03月02日 18:53

フライトドクターの近藤医師と田中医師、ナースは赤車に乗り込む。
ウーウーサイレンで赤車は北に向かった。

少し前、
ドクターヘリがまだ飛行中のころ、
女性を搬送中の救急車で急変が起こる。
救急車収容したショック、意識障害の
低体温症の女性、
酸素投与して、現場を出発した直後だった。

顔色が悪くなり、
呼吸が浅くなる。
心電図モニターは心室細動だ。

救急隊長はすぐにCPRを開始した。
隊員は、AEDを装着する。

頸動脈は触れない。
心停止だ。
隊長はAEDの電気ショックボタンを押した。
電気ショックは確実に女性の心臓に到達した。
だが、心室細動は治まらない。

だめだ、
救急隊長は、
電話をする。
八戸ERへ。
「低体温症、先ほどから心室細動となり、
電気ショック1回。
しかし、戻りません。
このまま、ドクターヘリとランデブーします」

ERでは、ドクターカーV3の出動準備を始めた。
天候が思わしくない。
ドクターヘリが着陸できなければ、
ドクターカーV3を出す。
ERは、急に騒がしくなった。
藤田医師は、CS室に入った。
「ドクターヘリが着陸できなければ、
ドクターカーV3を出します。
ドクターヘリの現在地は?」
「たったいま、十和田市に着陸しました。
でも、現場は離れています。
そこから陸路、赤車移動です」CS
「着陸できそうなら、ドクターヘリに任せます。
ドクターカーV3は出しません」藤田医師
ERではドクターカーV3の準備で全員が動いていた。
「V3中止です」
藤田医師は宣言した。
数分後、再びERはいつもに戻った。
ほぼ同時刻、ドクターヘリはランデブーポイントに着陸した。
ヘリコプターは着陸すると、
無線が届かなくなる。
CPA情報は無線以外の方法でドクターヘリへ伝えることになる
(続く)


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