病理解剖の慰霊

2017年01月29日 18:11

八戸市立市民病院救命救急センターでは、
助かる患者だけではありません。
残念ながら治療の甲斐なく、
亡くなる患者さんもいます。
病状が我々の医療より上回るとき、
いくら奮闘しても死亡します。
劇的救命を目指す我々にも、
限界はあります。

亡くなった患者さんの中で
死亡原因が不明の時や、
治療がうまく行かなかった理由がわからないときに
ご遺族の了承を頂き、
病理解剖を行っています。
このことは、
あまり知られていません。


八戸市立市民病院の
病理解剖件数は2016年
29人でした。
そのうち救命救急センターの受け持ち分は
27人でした。

病理解剖2016小

多くのご遺族が病理解剖の目的に同意してくれています。
解剖の手術が終わった後で、
病状の詳細を詳しくご遺族に説明しています。
そして、霊安室からお見送りします。



目の前の患者の治療がうまくゆかなかったとき、
その理由をご遺族に説明する義務を
できるだけ果たそうと思っています。

病理解剖を承諾していただいた
27の御霊に合掌します。



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