ドクターカー・ジェット機

2017年01月15日 18:10

朝の冷え込みは今日も強かった。
西日本から北国にきた移植医たちは自身の軽装に後悔していた。
ホテルを出た彼らは身震いしながら、
八戸市立市民病院に向かった。
北日本とはいえ、
日の出は午前7時ちょうど。
まだ真っ暗な外にでた移植医たちは
深呼吸してから今日の重大な手術の成功を天に祈った。

外の外気温度とは違って、
院内は快適な室温だった。

2時間のミーティングの後、

移植医たちは、
手術室へ移動した。

八戸市立市民病院からの〇回目となる
脳死下臓器提供手術がもうすぐ始まる。

患者は午前8時に手術室へ移動する。
・・・・・

患者から手術で頂いた
心臓は柔らかくて、健康だった。
煙草を吸わない男性の心臓は丈夫だった。
きっと、このきれいな心臓なら
移植はうまく行く。

心臓はドクターカー2号とジェット機、
東京消防庁のヘリコプターを乗り継いでで東京大学へ向かう予定。

ドクターカーのドライバーは野田頭副所長、
安全確認で助手席には私。
後部席には東京大学の移植医2名と、
30分前まで患者の体で鼓動を打っていた心臓。
心臓はショックアブソーバー用に、三重に生食とビニール袋を使い、
優しく扱う。
それをクラ―ボックスに入れる。
(続く)



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