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移動緊急手術室ドクターカーV3出動  おいらせ消防編

2017年01月12日 18:25

ドクターヘリスタンバイが終了した夕方、
十和田市からドクターカー出動要請が入る。
「交通事故、意識ない、ショック状態」
藤田医師と伊沢医師はドクターカー1号で出発した。
八戸ドクターカーは八戸市と周辺の市町村で運営する市町村が出資するドクターカーだ。
国からも特別交付税で応援してもらっている。
国からの補助があるということは、
別の見方をすれば
国営だ。

八戸市長は言う。
「定住自立圏にこだわらず、
困っている患者がいるときは、
範囲外へも出動してよろしい。」

十和田市は八戸から北に約30km
ドクターヘリなら12分くらい。
しかし、陸路では国道が大きく迂回する道のり。
定住自立圏の範囲外。

ERでは受け入れ準備が始まる。
ただし、十和田市までは陸路1時間近くかかる。

昏睡状態になるくらいのショックなら、
止血術か輸血をしないと、
途中で心臓が止まる。

私は、移動緊急手術室ドクターカーV3の出動を決定した。
今日のドクターカーV3当番は濱舘医師。
夕方のERには濱舘医師をはじめ、
多くの救急医がそろっていた。

「十和田市の出血性ショックに
移動緊急手術室を出す。
O型輸血4単位用意して、
開腹、開胸セット用意して、
吸引セットも積むよ。
5分後出動しよう」私

濱舘医師は、ドクターカーV3のエンジンキーを持って、
ERから消えた。
黒木研修医は検査室へ走る。
O型輸血をもらいに行くために。
村田医師は、検査室に電話する。
「移動緊急手術室で外へ、
O型輸血を持ち出します。
4単位。
払い出しおねがいします」
近藤医師は、救急室受付へ走る。
「身元不明、救急〇〇番男でカルテ作ってください」

濱舘医師はドクターカーV3の赤色灯を回転させて、
バックでER玄関に車を付けた。
時計は5分をわずかに超過したが、
ドクターカーV3は、
出血性ショックの交通事故患者に出動した。

「八戸移動緊急手術室ドクターV3より
上十三(かみとうさん)消防指令センターどうぞ、
ドクターカーV3は、
十和田市交通事案に出動します。
ランデブーポイントの設定を八戸消防、
十和田消防で相談して決めてください」
「上十三(かみとうさん)消防指令センター了解」
(続く)


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