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腸壊死にダメージコントロール手術 最終

2016年12月31日 18:56

私と、村田医師、田中医師が助手。
麻酔係は長谷川医師。

手術室では、
救急科の手術が
二つ同時に行われる。

開腹すると、
3mの小腸のうち、2m80cmが黒色に壊死していた。
大腸は、盲腸を含めた右側が壊死していた。

それらをすべて切除する。

麻酔は大変だった。
血圧低下。
酸素化低下。
100%酸素で麻酔をしている。

こんな時は
ダメージコントロール手術だ。
壊死部位を切除し、
腸の吻合はしない。
皮膚のみを素早く閉じて、
1回目の手術を終える。
そしてICUで全身状態を立て直す。
後日、2回目の手術の計画を立てる。

高齢女性に対しては、
ダメージコントロール手術を行った。
メスで開腹してから、
小腸切除280cm+右半結腸切除を
終えて
皮膚を閉じるまで
35分だ。
手術を終えてからは、
素早く救命救急センターに行く。
・・・・・
3日目、人工呼吸中の患者が目を開いた。
4日目、人工呼吸を終了し、
気管挿管チューブを抜いた。
高齢女性は自らの肉声で
「ありがとうございました、先生」と

5日目、腸吻合手術をした。

重症外傷に対するダメージコントロール手術だが、
このように、
病気の手術に対しても応用できる。

体力(予備力)のない
高齢者のショック症例には、
ダメージコントロール手術が救命のカギだ。


腸壊死にダメージコントロール手術 完
//////

今年もお世話になりました。
来る年もよろしくおねがいします。



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