腸壊死にダメージコントロール手術 その2

2016年12月30日 18:54

ワーファリンという血栓ができることを予防する薬を飲んでいる。
心房細動では血栓が心臓にできやすく。
この血栓が脳に飛ぶと、
脳梗塞になる。
ほかの内臓に飛ぶこともある。
ほかの内臓が梗塞(壊死)になることもある。

今野部長が診察する。
身体所見からは、
腹部に明らかな異常がある。
しかし、自発痛はない。

CT検査を行った。
腸の血流が落ちていた。

心配した、腸間膜動脈に血栓が飛んだのだろうか。

先ほどまでERにいた野田頭副所長の姿がない。
野田頭副所長が診察すれば、
いつも一発で手術適応を決めている。
野田頭副所長は、重症熱傷の手術を始めたばかりだった。

代わりに私が呼ばれた。

そして診察する。
「はい、
この患者は、
開腹手術ですね。
それも急ぐ」
「腸壊死ですか」今野
「そう、壊死の長さはわからないが、
上腸間膜動脈閉塞症を一番に考える」
私は、女性に話しかけた。
手術の説明をする。
大量輸液で血圧が戻っている。
意識はよくなっている。
「お願いします」としっかりした返事。

手術は40分後に始まった。
(続く)

/////
年末のERは大混雑。
いつもより診察する医師を増員して
ERに対応する体制を敷いている。
診察室も3か所増やした。




コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2464-91e30d62
    この記事へのトラックバック