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フレイルチェスト動揺胸郭 その2

2016年12月15日 18:58

ここで胸部外傷の講義をします。
以前、
柔道整復師用に書いた
外傷の教科書からです。

胸部外傷ポイント
1.胸部には大動脈や大静脈などの大血管や、
肺、心臓などがあり、
胸部への外傷は呼吸不全
(低酸素、高二酸化炭素血症)や
循環不全(血圧低下、ショック)を来たし、
致死的になり得る。

2.肋骨骨折では、
1本あたり100-200mlの出血を来すと言われている。
呼吸時に胸郭運動のため骨折部位に痛みを生じる。

3.連続する数本の肋骨が骨折した場合に、
胸郭の奇異性運動を来すことがあり、
フレイルチェストという。
触診にて胸郭の不安定性(ぐにゃぐにゃ)を確認する。

4気胸とは、胸膜に穴があき胸腔内に空気が貯留する病態である。
肋骨骨折を合併する事が多い。
治療は、胸腔ドレナージである
5.緊張性気胸とは、気胸とは異なり、
胸腔内に多量の空気が貯留し胸腔内の圧が著しく上昇し、
血圧低下を来すものである。
緊急に脱気しなければ、心停止に至る。

6.大量血胸の場合は、
出血性ショックに至る。
また、貯留した血液に圧迫され肺が虚脱するため、
呼吸不全を来す。

7.軽度の肺挫傷であれば、
マスクなどによる酸素投与を行うだけで良い。
中等症から重症では、
人工呼吸器管理などの陽圧換気が必要になる。

8.心臓損傷による心タンポナーデでは
血圧低下、頸静脈怒脹、
心音の減弱がベックの三徴として知られている。
エコー検査にて、心タンポナーデを認めたら、
すぐに心嚢ドレナージを行う。


続きです

長谷川医師は左胸に胸腔ドレーンを入れことを宣言した。
日没から4分。
救急車から見えた景色は
暗い。
(続く)

////
膳場
12月16日BS-TBSに19時、八戸救命が出ます
密着!命の現場最前線  出演:膳場貴子
「日本初ドクターヘリ&移動処置室の“劇的救命”に迫る!」
http://www.bs-tbs.co.jp/news/inochinogenba/



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