北に南に2機 最終

2016年11月03日 18:51

そんなことは患者には言わない。
当たり前だが、
患者本位。
患者は青森市の病院を希望した。
「はい、いいですよ。
直ぐに県病に問い合わせしますから、安心してください」
私は、携帯電話で青森県病ERを呼んだ。
すると出たのはナース。
私は簡単に病状を伝え、後は離陸してから詳細を伝えようと思っていた。
ところが
そうはいかなかった。
そして、医師の意見を聞きますからと、
その後、音楽が流れた。
2分後に、音楽が止まって収容できますとの返事。
安堵した。
結局4分くらいを費やしてしまった。
収容ホットラインを鳴らしたつもりだったが、
番号を間違ったのだろうか。

整備長の携帯電話が鳴る。
八戸ドクターヘリCSからだ。
「南郷地区からドクターヘリ要請あり、
お断りしました。」
私は思った。
きっと、ドクターカーが出たのだろう。
彼らに任せた。

患者をドクターヘリに収容し、離陸する。
向かうは青森市。
太平洋から下北半島を超えて、
陸奥湾に入る。

青森県病に無事着いた。
総合診療科の葛西部長がヘリポートに迎えに来てくれた。

患者を県病に託し、
112Dに給油した。

結局16時42分112Dは八戸に戻った。

八戸市立市民病院救命救急センターは頑張っているけど、
まだまだ、国民にはそのことは認知されていない。
だからこそもっと頑張れる。
「まだまだです」
目指すは全国区。

北に南に2機 完


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2420-3bbbd2e0
    この記事へのトラックバック