スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小児CPA 後編

2016年11月08日 18:36

前方に救急車が見える。
まず、救急車が停車した。
それにくっつけて、
ドクターカーが停車した。
私は、
後方の安全を確かめてから左ドアを開けた。
救急隊が、
救急車のハッチドアを開けるより早く、
わたしは、左横スライドドアを開けて、
車内に入った。
小児のCPRでは、
室内の加温が大事だ。
低体温症はあると、心臓が戻らないことが多い。
救急車の後方のハッチドアを開けると、
一気にン外気が入り込み、
室温が低下する。
それを見越して、
私は、スライドドアから入った。

CPR中だった。
気管チューブを固定中だった。
「静脈ラインを取るね」
わたしは、ゴムの駆血帯を巻くことを省略し、
いきなり、右下腿をつかんだ。
アルコールで消毒し、
膝から3cm尾側の
脛骨に針を突き刺した。
すぐに、穿刺は成功した。
アドレナリを注射した。

八戸ERに着いたころは、まだCPRが必要だった。
ERベッドに移され、
上腕動脈を触ると、
脈拍が触れた。

心肺蘇生の成功だ。

体温は予想通り冷えていた。
そのまま低体温を持続し、
集中治療を開始した。

・・・・・・
救急車同乗実習とドクターカー。
両者にそれぞれ違う目的がある。
我々は、救急隊に学びながら、
ドクターヘリ、ドクターカーを独自に進化させてきた。

小児CPA 完




コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2411-d20771a9
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。