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頸部外傷サンダーバード作戦

2016年10月20日 18:15

野田救急救命士と川村救急救命士は日曜の夕方、○○消防署で待機中だった。
北国の初夏の夕方は気持ちよく、
関東とは違う、からりと乾燥した気候だった。

上十三消防指令センターに119通報が入った。
巨大液晶には、○○市の市街地の地図が映し出せる。
電話の場所が瞬時に特定されていた。
指令センターは、交通事故に対して、直近のポンプ車と救急車を同時出動させた。

野田、川村救急救命士に要請が入った。
救急車は、○○市内に出動した。
途中、多数傷病者である可能性があることの情報も無線で飛び込んできた。

店舗に車が突っ込んで激しくガラスが散乱していた。
その中に1名が床に倒れていた。
流血がひどい。

二人は患者に接触する前に、
状況判断で、相当の出血を覚悟した。

機関員は、他の傷病者がいないかどうか、
周囲を検索した。
他にはいない。

野田隊長が、患者に接触した。
橈骨動脈は触れない。
昏睡状態。
頻呼吸。

無線の情報を、青森県病ドクターヘリの通信司令室は傍受していた。
「多数傷病者で、重症だと、
八戸ヘリと青森県病ヘリの2機要請になるかもしれないな」

現場では野田隊長が
「出血性ショックだ。
時計は17時40分。
ドクターヘリの運航時間は、
17時までだ。」
(続く)


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