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サンダーバー作戦 県境 その4

2016年09月12日 18:55


「JCS200、トウコツ動脈(手首の脈拍)触れます、
呼吸は浅く20回、
目だった外傷なし」
「八戸ドクターヘリ1了解」
この無線は、ドクターカーでも聞いているはず。
脈拍がギリギリ触れる時にそのと血圧を推定できる。
血圧が下がってくると、
脈拍の強さが弱くなる。
最初に血圧80(収縮期血圧、上の血圧)になると、
橈骨動脈はようやく触れる。
さらに下がり、
70になると、橈骨動脈は触れなくなり、
鼠径部(股)の動脈がようやく触れる。
さらに下がり、
60になると、
鼠径部(股)の動脈も触れなくなり
頸動脈でようやく触れる程度となる。
さらに下がると、例えば血圧40になると、
血圧計で測定できなくなる。
頸動脈は太いので40でも触れる。
40以下に下がると、
頚動脈の触れずらくなる。
全く触れなくなるとき、
心停止と言う。

消防は普段使っている八戸消防無線周波数から、
ドクターヘリ出動時は、共通波に変更する。
この周波数で、消防本部、救急車、支援ポンプ車、
ドクターヘリ、ドクターカーがみんな話せる。
ドクターヘリ通信司令室では、無線会話を傍受している。
私は看護師に伝えた。
「気管ソウカン、鎮静剤はプロポフォール。
血糖検査を忘れないように、
心電図は12誘導必要だ」
そういい終わる前に、看護師は、
両手で準備済みとビニール袋の器具を見せてくれた。

9時53分上空旋回始める。
「八戸ドクターヘリ1から、八戸ドクターカー1、現在地は?」
「階上町に入りました。どぞうぞ」
「サンダーバード作戦です。
がんばりましょう。こちら先に現場に着きます。」
「八戸ドクターカー1了解」

眼下には、岩場に、潜水の男、
かごを持った女、
その他多くの漁業関連の地元民がいる。
消防救急車が1台止まっていた。
その先に、赤いポンプ車が停車している。

海沿いの細い道はそこだけ、人と車で混みあっていた。
担架に乗せられて、患者が浜を移動するのが見えた。
「あそこ緑地帯に下りますよ、
先生、救急車まですぐですよ」機長

「八戸ドクターヘリ1より、
八消○○どうぞ、救急車横の緑地帯に下ります。
支援おねがいできますか」整備長
「いま、患者収容中で、手が離せない、少し待て」
機長は、スロットルを上げて再び高度を上げた。
(続く)


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