防ぎ得る死の調査 後編

2016年06月01日 18:19

調査期間中の重症外傷登録患者数は
987例。
全外傷死亡数は158例でした。

第一段階として
TRISS法でスクリーニングし、
予測生存率50%以上で死亡したものを抽出しました。
予測外死亡と言います。
26例です。
16.4%です。
その、損傷部と受傷機転です。
図1
スライド2 (500x281)

死亡の場所です。
全死亡例調査では死亡の場所は
救急室が多いのですが、
予測外死亡では集中治療室が多いです。
図2
スライド4 (500x281)

26例の予測外死亡から入院30日以降に死亡した患者を除きます。
これは、死亡の原因が複雑に関係して来るからです。
入院30日以内の予測外死亡は20例でした。
これらを
同僚審査します。
図3
スライド5 (500x281)

同僚審査の結果、
防ぎ得る死と判定されたのは
6例。
3.7%。

防ぐことができない重症だったのは
14例。

防ぎ得る死と判定されたのは
6例。
の原因は
病院前と救急室にありました。
図4
スライド6 (500x281)

防ぐことができない重症だったのは
14例。
これの判定理由は
肝硬変や心不全で怪我に加えて患者自身の状態が
悪かった。
図5
スライド7 (500x281)

・・・・・
会場には、大学病院をはじめ
国内の救命救急センターの外傷担当医が集まっていました。
その中で、挙手で意見を聞いたところ、
防ぎ得る死の判定に
米国のような
第三者同僚審査を用いている施設は
横浜市大の1施設だけでした。

つまり、
国内では
横浜と八戸のみと言うことになります。

八戸はいい線行っている!
・・・・・・
用語の変更が最近ありました。
従来の
防ぎ得た死は
防ぎ得る死
になりました。


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