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すべて同時 最終

2016年04月12日 18:41


女性はフレイルチェストで人工呼吸器につながれていた。
19日目になっても、人工呼吸器から離脱できなかった。
酸素化はいい。肺挫傷は治っている。
肋骨がくっつかないので、胸郭の挙上がうまくない。
若い人なら、3週間近くで肋骨はくっつくが、
老人なので、違う。
「明日、肋骨手術をしよう」私
・ ・・・・
右側臥位で手術台に固定した。
骨盤創外固定は、今回は、手術台にぶつからないように、組みなおす。
左胸を大きく切開し、肩甲骨を持ち上げる。
肋骨が明らかになる。
見える肋骨はすべてぐらぐらだ。
4から8番までをすべて露出した。
細い金属プレートと小さなネジで骨の湾曲を作って固定する。
成功した。

手術が終わり仰向けにした。
「呼吸の状態はどう?」私
「いいですよ、術前よりよくなりました。」
「それじゃ、四肢骨折の手術も予定通りできるね」私
「OKです。今日でいい一気に全部やりましょう」

それから、整形外科医による、下肢と腕の骨折手術が始まった。
・ ・・・・
術後は、救命救急センターで人工呼吸が継続された。
翌日、胸の上がりがすごくいい。
「見違えるようになりました。明日、人工呼吸器をはずします」

重傷外傷に慣れているチームだからできる管理。
ISS57、予測救命率35.1%。
劇的救命!

すべて同時 完


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