北方面40kmCPAから社会復帰 その2

2016年03月28日 18:35

3人のスタッフは
先着していた救急車に乗り移る。

心電図波形は心室細動が続いていた。
救急隊による4回目の電気ショックが終わったばかりだった。

小野寺医師は気管挿管した。
近藤医師は輸液路を取る。
沼宮内ナースは、
アドレナリを用意した。

8時42分
不整脈薬のアンカロン300mg静注する。

8時47分7回目の電気ショックをかけた。

8時53分除細動成功した。
だが、頸動脈は触れない、呼吸なし。
心電図波形はPEAだ。

アドレナリンは3分毎、
胸骨圧迫が続けられた。

男性は112Dのクラムシェルドアから収容された。
ナース席には小野寺医師が座る。
そしてCPR.
機長はエンジン始動する。
メインローターが回る。
整備長は、後部席のドアを閉めた。

3名はシートベルトを締めた。
小野寺医師は横向きでCPRを続けた。

だが、頸動脈は触れない。
波形はPEAが続く。

心臓超音波検査では、
心嚢液はない。

この時点で、心停止発生予想時間8時9分より
50分経過。
下顎を少し動かす呼吸がわずかに見えた。

「八戸ドクターヘリ11より、八戸市民病院どうそ、
心肺停止中です。
PCPSスタンバイおねがいします」
近藤医師は無線マイクに向かった。

朝の申し送りを終えたばかりのER看護師の
動きが激しくなった。
森崎ナースは、
ER1ベッドをヘリポートドアまで押して行く。

栗原医師は青い手術ガウンを着た。
(続く)


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