手術室以外で手術、ERでPCPS装着術 その1

2016年02月25日 18:56

ドクターカーV3を現場出動させ、
現場で手術や緊急処置をすることに、
「待て」が出て、
3か月。
手術室以外で手術を行うことに疑義だそうだ。

緊急手術は設備の整った手術室で行うとは限らない。
ある時は、ドクターカーで、ドクターヘリで、救急車で青空で、
ある時は、ERで、集中治療室で、
救急医は優先順位を考える。
ABCDE&Infection,ischemia
気道呼吸循環中枢神経体温そして感染と虚血。
つまり、循環や呼吸や体温が危機的状況であれば、
感染予防(infection)にこだわらない。
清潔環境の手術室に移動して手術することにこだわらない。


・・・・・・・

10日前のきのこ採り遭難はヘリコプター捜索にも関わらずまだ見つかっていない。
2日前の朝にほぼ同じ山に入山した男であった。前述の遭難者と顔見知りだそうだ。
その山は、きのこの宝庫らしく、青森市、十和田市、秋田からも入山するという。

男性は、日帰り予定で山に入り、きのこを採ったようだ。
山についてはベテランという。
その夜は帰宅しなかった。
家族による捜索が始まった。
翌日、捜索願いが、消防に入る。
そして、防災ヘリしらかみが空から捜索を開始した。
防災ヘリの燃料が底をつきそうになった約4時間後にヘリコプターのクルーは男を空から発見した。
しかし、風が強く、簡単にホバーリングをできる状況ではなかったという。
燃料補充のぎりぎりまで飛んでいた防災ヘリは、そこで一旦、給油のため基地に帰ることになった。もちろん、次は万全の体制で救出目的のために。
気になったのは男の後ろには深い沢が岩肌を見せていたことだったそうだ。
あの沢に落ちなければいいなと思いながら防災ヘリは発見位置を確認後に、その空から離れた。

男は、難聴者。ヘリコプターから叫ぶ声はたぶん判別できない。
ヘリコプターからすぐ戻るからなどと叫んだはずの声は届いていない。

大至急の給油の後で、防災ヘリは再び、先ほどの同じ空へ舞いも戻った。
しかし、いない。
発見できない。

地上からは、地元消防団中心の捜索隊が、山に分け入っていた。
防災ヘリから連絡を受けて、発見場所を目指していた。
片道3時間という山道の行程だ。

夜の闇を助けたい一心で行進した捜索隊であった。
防災ヘリは日没ぎりぎりまで捜索し、その日ミッションを終えた。

翌朝も捜索が続けられた。遭難3日目だ。
空と、陸から。
陸からは、3隊に分かれての捜索だった。男の顔を知っている知人や親戚が隊に加わった。
午前9時11分、発見!
探し当てたのは、地上部隊であった。
すぐに、消防本部を通して、防災ヘリ無線連絡が行った。
(続く)


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