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手術室以外で手術、ERで開腹開胸手術 その2

2016年02月19日 18:11

病院2km地点で、木村医師と栗原医師が奮闘中。
そして、今まさに
病院から、別隊で藤田医師と東医師が現場へ出る。

ドクターヘリの活動時間なら
まちがいなくドクターヘリが離陸する距離だ。

ドクターカードライバーは、赤色灯をつけて、
病院へ向かう下り坂を高速で降り始めた。

17時55分カラのドクターカーがERに横づけされた。
待っていた、藤田、東医師は、
後部席の右、左のドアを開けて、
室内に入った。
行き先は、消防と連動しているカーナビに赤い線で出ていた。
サイレンを鳴らして出動した。
後部席の二人には気合が入った。

現場に救急隊が先着。
顔色不良、頻呼吸、橈骨動脈触れず、
ショック、
救急隊は幼児をバックボードに固定し、現場を出発した。
南に向かう救急車には、ドクターカーが北上していることが伝えられた。
隊長は、頻呼吸が激しいことに不安を覚えていた。
「出血性ショックだ」
ドクターカーは、7km走った国道で、救急車とドッキングした。
医師が接触する。
目はあくが、ぐったりしている。
顔色が悪い。
橈骨動脈触れない。
呼吸音が問題ないことを確かめた。

走る救急車の中で、輸液を開始。
だが、針が血管にうまく刺さらない。
すぐに、骨髄内針を使う。
骨髄内針を入れて、それに生食をつなぐ。
急速に輸液を開始した。
超音波で腹部損傷を診るが、
異常ない。
血圧計は78だった。
おかしい、低い。
きっと出血源があるはず。
冷たく、湿った腕を触りながら、
藤田医師は、ダイレクトブルーに電話した。
「幼児、ショック、輸液は、骨髄内針で確保しました」

幼児の顔色はドンドン悪くなった。
ERに着いた頃には、鼠径動脈は触れない。
(続く)


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