スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

V3不発 その2

2016年02月06日 18:11

機長はおいらせ町上空で
「視界がよくありません。
十和田湖近くの焼山までは飛べません。
その麓のロマンパークにします」

消防は、すでにポンプ隊を焼山スキー場に配置していた。
ほぼ同時に、焼山のポンプ隊から、
視程がよくない情報がドクターヘリに入った。

たしかに、西側には雪雲が厚く見えた。

六戸町に迫った。
雲が西から流れてくる。
「ロマンパークまでも無理です。
十和田市陸上競技場に降ろします。
天候が悪化しています。」機長

ロマンパークにもポンプ車が着陸支援に到着していた。

整備長が、消防指令課に無線を入れた。
「ロマンパークまでも進行できない。
十和田市陸上競技場に着陸します。
着陸支援おねがいします。

ドクターとナースを、現場まで投入おねがいします」整備長
消防は、ポンプ車を1台、
指揮車を1台
十和田市陸上競技場に出す。
EC135は着陸支援が整うまで、
十和田市上空を左旋回する。
4回目の旋回で
赤車が近づいて来るのが見えた。

整備長はその赤車に向かって無線を入れた。
「これから着陸態勢」
赤車が陸上競技場横に停車した。
黒い消防刺し子に白いヘルメット姿の男たちが
走る。
白い雪が積もった陸上競技場には、
ドクターヘリ着陸に備えて、
雪が踏み固められていた。
DSCF9888 (500x281)

今回のためではなく、
常時ドクターヘリ着陸に備えて
雪を踏み固めている。
消防のドクターヘリ支援体制に感謝。

EC135は白い雪煙を上げて、
踏み固めたサークルの中心に着陸した。
整備長は左後ろドアを開けた。
私、ナースの順に外へ出た。
メインローターに半径内を腰をかがめて通過した。
半径の外へ出てから腰をまっすぐにする。
DSCF9893 (500x281)

黒い刺し子の消防隊がこちらに走ってきた。
「救急バッグを持ちます」
若い消防隊員が私の手から、
青い救急バッグを受け取った。
赤いワンボックスカーの後部席に乗った。
助手席には警棒隊長の川村救急救命士が座っていた。
「これから、焼山方面に車で移動します。
よろしくおねがいします」
十和田湖から山を下りてこちらに向かう救急車は現在、
国立公園十和田湖で有名な
奥入瀬渓流沿いの道路を走っているそうだ。
赤車は我々3名を乗せて、
ウーウーサイレンで出発した。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2294-f7f7e9fd
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。