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ダイレクトに心臓カテーテル室

2016年01月28日 18:01

今日のヘリ番は私と伊藤研修医。
伊藤研修医は横浜生まれ。
名門東京医科歯科大学を卒業し、
八戸市立市民病院の研修医に採用された。
救急医志望だ。

寒くなると、
心筋梗塞や脳卒中が増える。
僻地で発症したそれらは、
天候さえよければドクターヘリ要請になる。
その効果は陸路搬送と比べれば、
患者に恩恵をもたらす。

その日は3件目の出動だった。
13時52分、119通報。
三戸町で50歳代男性が胸痛。
救急車は13時57分現場到着した。
冷やせあり、持続する胸痛。
痛みが強いのか同じ姿勢をとれない。
動き回る。
暴れると言う言い方もできる。
隊長はドクターヘリ要請を指令課におねがいした。
八戸消防指令課は、おいらせ町、三戸町、階上町、田子町、新郷村、五戸町、南部町からの救急要請をすべて一括して受ける。
司令塔だ。
指令課は、着陸地点を瞬時に判断し、
ドクターヘリ出動要請ホットラインの電話を鳴らす。
14時1分ドクターヘリ出動要請が八戸CSに入った。
ランデブーポイントはポートピア南部駐車場。
アスファルト舗装が広く、
着陸しやすい。

要請から4分後の
14時5分私、伊藤研修医、工藤ナースを乗せた
EC135は離陸した。
高度200まで垂直に離陸し、
病棟7階の窓の高さで、斜めに高度を上げていった。
窓ガラスにへばりついて、
手を振ってくれる患者さんがいた。
もちろん手を振りかえす。
南西の方向は午前中も出動していた。
天候は問題ない。
高度400mで馬淵川を超える。
名久井岳に近付くころ、
高度を降ろす。
無線が入った。
「三戸救急3より、八戸ドクターヘリ11どうぞ」
昨年まで、
「八戸ドクターヘリ1」の無線呼出し名称だったわれわれのドクターヘリだが、
デジタル無線に変更になり、
「八戸ドクターヘリ11」に代わった。
「意識清明、脈拍90、暴れるため血圧は測定できない。
橈骨動脈は触れる」
暴れるほど胸痛が強い。
大動脈痛だろうか?
大動脈解離の時の症状だ。
それとも、よくある心筋梗塞か?
等と考えた。
(続く)


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