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病理解剖二人

2016年01月26日 18:43

八戸ERに運ばれて、運よく助かる人、
助からない人。

病気やケガが我々の医療を上回れば命を落とす。
医療が勝てば命はつながる。

患者は入院し、集中治療を受ける。
しかし、救命困難と判断されれば、
終末期医療に入る。

カンファランスで相談する。
目の前の患者が終末期かどうか。

そして、終末期と判断された患者の家族には
主治医が説明する。

看取り、
集中治療続行、
治療縮小、
どれかを選ぶ。

心臓は元気いいが、
脳機能だけが失われた
脳死とされうる状態の患者家族には、
看取り
集中治療続行、
治療縮小

に加えて
臓器提供
のことを説明する。
・・・・
いよいよ、最期を迎える。
だれでも、最期になる。
最期を家族に見守られて天国へ逝った後のこと。

それまで、中心だったはずの患者はもういない。
代わって、ご遺族、ご家族だけが取り残される。
長い闘病生活だった家族もいれば、
あっと言う間に突然大事な人がなくなることもある。

患者が天国へ旅たったあとに。
家族、遺族に病状説明をする。
その時、不十分な説明しかできないことがある。

そんな時、
我々は、
死因や病状解明のために
病理解剖を勧める。
ご家族に。

・・・・・
私は、
八戸市立市民病院救命救急センターに赴任して11年になる。

八戸市立市民病院救命救急センターで
病理解剖を承諾していただいた患者さんは
一年間で
多い年で40名、
少ない年で25名いた。
・・・・
その日、病理解剖が行われた。
午前一人
午後一人

もちろん主治医は別々だ。

我々医療者は、
病理解剖から多くのことを学ぶ。
そして、次に生かす。

病理解剖をご家族が承諾する。
それは
我々の診療を信頼している証だと思う。

尊い御霊に合掌。




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