ツキノワグマ その3

2016年01月19日 19:27

消防が設定したランデブーポイントは、○○市内の高台にある
防災ヘリポートであった。
しっかりしたHマークが描かれている。
そこから現場までは、車で15から20分くらい
仮に、救急隊が現場活動をテキパキやっても、
陸路20分は遠すぎる。
もう少し近くにないものだろうか。

救急隊の現場到着は15時35分だった。
ドクターヘリが離陸した後でようやく患者に接触したようだ。
処置をして現場を出発する。

ランデブーポイントへ向かう。
ドクターヘリの着陸制限時間の日没まであと20分しかない。

間に合うのか?

間に合わなければ、
陸路で盛岡か八戸へ向かうことになる。

八戸ドクターヘリは
15時45分ランデブーポイントに着陸した。
地元消防の赤車は着陸支援をしてくれた。
「機長、あと、10分待って我々が戻らなければ、
ここを離陸して八戸へ帰ってください。
我々は患者を陸路搬送しますから」
「はい、わかりました」機長

日没は16時9分。
患者を乗せた救急車はまだ、ここにいない。
我々は、赤車に乗り込み、
救急車とのドッキング目指してウーウーサイレンの赤車で山へ進んだ。

もしも直ぐそこまで救急車が来ていれば、
救急車にすぐに乗り込む。
ランデブーポイントへ向かう。
ドクターヘリを使えるかもしれない。
ドクターヘリで患者を運べるかもしれない。
幸運を祈りながら、山へ向かった。

赤車はウーウーサイレンを鳴らして山へ向かった。
20分近く走ったところで
前方から来た救急車とドッキングした。

すでに機長と約束した時間の10分を超過していた。
(続く)


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