スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

元日の第一出動 最終

2016年01月12日 18:33

血圧左右差を診る。
高血圧でない脳卒中は大動脈解離の考える。
大動脈解離では血圧上肢左右差が出ることあり。
大動脈解離心エコーに異常な所見が出ることあり。
異常なかった。
患者家族は救急車の外にいた。
「脳卒中を疑うます。
これから八戸に向かいます。
息子さんは自家用車で八戸に向かってください。
今から30~45分後に、
検査結果を携帯電話にお知らせします。」
「わかりました。11時半頃ですね」
「はい」
私は、飛行時間、CT検査時間、
方針決定協議時間をザーッと計算した。

11時00分離陸、
上空では血圧の側手が始まった。
でも、高血圧はない。
おかしい、脳出血なら上がることが多いのに。
わたしは、血圧計の数字より
自分の指の脈に強さと、
脳出血の確率の高さから、
血圧を下げる治療を開始した。
降圧剤を注射する。
着陸直前
意識が落ちる。
急激な意識の低下は
やはり脳出血だろう。
11時10分八戸着陸。

すでに、ダイレクトCTは連絡済だった。
ヘリポートから直接CT室へ向かった。
脳外科医師もCT室で待機していた。
元日なのに、みんな一手を抜かない。

そしてCTには脳出血が脳室に漏れているのが移った。
巨大だ。
死ぬかもしれない。
私はそう思った。

「手術します」脳外科医師
「家族の電話の約束時間まであと5分です。
この番号に電話してください。
息子さんです」私

男性は手術室に向かった。


無事終了

こうして2016年は始まった。


元日の第一出動 完


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2272-58568996
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。