元日の第一出動

2016年01月03日 09:56

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。

2016年1月1日ヘリ番は私
新年の挨拶を機長、整備長と格納庫で交わした直後だった。
8時26分
無線がCSから機長に入る。
「○○町から要請、
ドクターヘリは出動できるか」
「これから格納庫から出します。
出動できます。
あと10分後」
「はい、先方に出動可能と伝えます」
朝の点検は終了していた。
私と長谷川医師はドクターヘリ通信司令室へ走った。
「10歳代、心肺停止」
CSが持っていた情報はそれだけだった。

8時38分EC135は今年初めて離陸をした。
ドクターシートに私
トレーニング生席には長谷川医師
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高度300mで南を向く
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元日の朝日が階上岳、新井田川の上に見える。

高度300mで斜めに高j度を上げながら
右旋回する。
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八戸消防を左に見た。
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高度400mから八戸市内と八戸港を見る
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進路は南
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八戸港、太平洋を眺め、
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南方向の○○町を目指した。
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機長はまっすぐ南をみる
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左に太平洋がみえる
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目的の集落上空に達した
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患者を乗せた救急車はまだ到着していない
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高度400m上空から救急車と無線交信する。
ヘリコプターが地上に降りてしまうと、
無線が通じないことがある。
だから、救急車からの医療情報をほしい時は、
着陸地点上空を左旋回して時を稼ぐ
2周目の旋回に入る。
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高度が低いので、
地上の建物がよくわかる
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元日の海は穏やかだった
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元旦に漁を行う漁船はいない
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岩手県側は遠くまで見える。
この日、日本海側、津軽地方は雪で視界が悪いそうだ。
太平洋は天気がいい
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8時48分○○町学校グラウンドに着陸した。
2分後、救急車がグラウンドに入ってきた。
8時50分救急車の中で患者に接触した。
自動胸骨圧迫器のルーカスが作動していた。

隊長は
「接触時CPA,
現在波形PEAです」
私は、頸動脈と鼠径部の動脈拍動をまず調べた。
「心拍再開しています」
頸動脈と鼠径部の動脈の拍動はしっかりしていた。
「隊長、ルーカスを止めてください」
「ルーカス止めます」
「隊長、収容先は八戸市民病院と、整備長に伝えてください」
救急車の左側面ドアは開いていた。
そこから整備長が、こちら側を見ている。
私が隊長につ立てた会話を聞いていた整備長は
右親指を立てて、OKサインをこちらに出してくれた。

救急隊長により、
気道のチューブはすでに挿入済みだった。
私は、人工呼吸で、胸の上りがいいことを目でみた。
胃の音がしないことを確認した。
肺の呼吸音を聴いた。
最後にもう一度胃の音がしないことを確認した。

右鼠径部の静脈に血管留置針を刺した。
採血をする。血糖値は200で低くはない。
生理食塩水の輸液500mlをすぐにつなげた。
(続く)


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