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またも日没前岩手県北に出動 その2

2015年12月14日 18:40

岩手県ドクターヘリが出動中なので、
第二要請で八戸ドクターヘリが呼ばれた。

日没まで約30分。
現場は50km南の海岸地域だ。
CSは計算した。
最高にうまく連携できれば、
患者を収容して、
日没ぎりぎりで、
夜間照明で照らされた
八戸市立市民病院へ帰って来れる。
だが、連携がうまくいかなければ、
現場着陸できない、
あるいは、
医師、看護師が現場に下りられるが、
現場に置かれた状況がしばらく続く。
ドクターヘリは日没前の安全時刻に帰路に着く。

機長は出動可能と判断した。
CSは私の意見を求めてきた。
連携がうまくいかないと、
医師、看護師で陸送約70km、
峠越をすることになる。

その覚悟でドクターヘリで出動するかどうか、
ドクターヘリ片道切符覚悟で現場出どうするかどうか、
そこを尋ねてきた。

「はい、出ましょう。
最悪、着陸不能、
最高で、患者のヘリ搬送、
中間で、帰りは陸送、
その覚悟で」

16時48分EC135は南の県境に向けて離陸した。

日没間際の岩手県北部への出動は、
直近ヘリだから可能となる。
岩手県ドクターヘリが、
盛岡市のさらに南の基地から飛んできたのでは、
間に合わない。
以前もそうだった。
以前は、要請があと数分早く八戸に回ってくれば
ヘリ搬送できたはず。
日没のため、
患者はフライトドクターナースと一緒に
陸送となった。
現場から直近のドクターヘリ基地病院に直接第一要請してくれれば、
空路搬送できたのだった。
[岩手県北へ日没前29分の出動]
http://doctorheli.blog97.fc2.com/blog-entry-1972.html
1名に重大な後遺症が残る。
1名は救命できた。
1分を節約して現場出動、活動している、
消防や救急医の日常の救急活動の重要性より、
それぞれ県の事情が上回っているのだ。
残念。

今回の患者も、前回の苦い記憶と重なる。
(続く)


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