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部活中に心停止 最終

2015年12月12日 18:21

AEDの普及と市民への啓蒙活動により、
目撃のある初期心電図波形心室細動の心停止の救命率、
社会復帰率は年々上昇している。
救命の連鎖の中にあるように適切な胸骨圧迫、
早期除細動は心停止患者の救命の鍵であり、
それを担う一般市民が主役となる。

小学生、中学生、高校生の突然死は
社会的なインパクトが大きい。
一般的に若者の方が心停止からの生存率が高いとされる。
心停止の瞬間が目撃されやすく、
人手も多い学校内での一次救命処置は大きな意味を持つ1。
さらに、学校内での心停止の86%が初期波形心室細動であるとの報告があり2、AEDが有効な可能性が高い。
また、校内での心停止の84%が今回のように運動と関連したものであり2、
体育館、グラウンド、プールに
AED設置が望まれる。
現在、AEDはほとんどの小中高校に設置されている。
しかし、AEDがありながら使用されず亡くなる例もある3

AEDを設置することはもちろん啓蒙・教育、日々の訓練が大切である。

今回の例では倒れた後、
すぐに胸骨圧迫を行い、
速やかにAED装着、除細動できたことが、
後遺症を残さず回復できた一番の鍵であった。

今回のヒーローはドクターカーでも救急隊でもない。紛れもなく、医療とは関係のない学校の教師であった。

参考文献)
1. 日本循環器学会「提言「学校での心臓突然死ゼロを目指して」」
(http://www.j-circ.or.jp/cpr/suggestion.html)
2. Mitani et al. Circumstances and outcomes of out-of-hospital cardiac arrest in elementary and middle school students in the era of public-access defibrillateon. Circ J. 2014;78:701-7
3. さいたま市教育委員会「平成24年度版 体育活動時における事故対応テキスト〜ASUKAモデル〜」
(http://www.city.saitama.jp/003/002/011/p019665_d/fil/jiko_taiou_text.pdf)


部活中に心停止 完


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