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部活中に心停止 その1

2015年12月08日 20:17

日中業務から夜勤帯へ移る時間帯。
八戸消防本部よりドクターカー要請が入った。
「部活中の高校生が倒れて意識がない」
貫和亮太医師が研修医とともに出動した。
ドクターカー車内で点滴等の準備をしながら、
少ない情報から様々な鑑別疾患を思い浮かべる。

少ない経験ながら、
若者におけるこの手の要請内容では
痙攣や失神が多い印象がある。
若者では頻度は下がるが、
最悪の状況である心停止は頭の片隅に入れておかなければならない。

ドクターカー車内で消防本部からの追加情報が無線で入る。
「患者は心肺停止状態でAED装着、
ショック1回作動し呼吸再開したが意識回復していない」

研修医は自分とそれほど年が離れていない高校生が心停止と聞いて
沈鬱な表情だ。
目撃のある高校生のCPA、
バイスタンダーCPRがなされ、
初期心電図波形が心室細動、
AEDで早期除細動も行われた。
これくらいいい条件がそろうと意識が回復し元通りになる可能性が高い。
将来のある高校生、何としても社会復帰、学業復帰させなくては。
貫和亮太医師と研修医はギアが1段階上がるように、
スイッチが心肺停止モードに切り替わる。
脳細胞が高回転になった。

現場到着前に八戸ERに携帯電話で一報を入れる。
「高校生の目撃ありCPA、
AEDでショック1回作動し、
現在心拍再開したが意識なしだそう。
集中治療、体温管理が必要になると思うので準備お願いします。」
挿管チューブを用意、
再度心停止になった時に備えて救急車内に
自動胸骨圧迫器も持ち込もう。
ところで原因疾患は?
(続く)


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