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CTとドクターヘリとビートルズ 最終

2015年12月01日 18:38

相変わらず、患者は右下で横になり動かない。

公園駐車場には、EC135がすでに着陸していた。
吉村医師、長谷川医師、和嶋ナースがいた。
3人とも、私が育てた有能な救急スタッフだ。

手際よく、救急車からEC135へ患者を移し替えた。

3分後、EC135は上空350mに消えた。

もし、天候不良でドクターヘリが飛べないなら
私は、
救急車に同乗して
往復2時間の搬送をしなければならない。
ドクターヘリが出動してくれおかげで、
病院を離れたのは20分くらい。

今回の患者にCT検査がすごく役立った。

CTはEMI 中央研究所で
英国人のハウンズフィールドによって開発されました。
開発経費は莫大でしたが、
研究所には、世界一の資金源がありました。
EMIレコード会社のビートルズです。
EMI社の所属していたビートルズの
記録的なレコード[音楽を聴くための黒い円盤、今でいうCDのようなもの]の売り上げが、
CTを含めた、EMI社の科学研究資金になっていたのです。
CTは「ビートルズによる最も偉大な遺産」と言われています。
後に1979年、
CT開発の研究はノーベル医学生理学賞を受賞しています。

ドクターヘリを見送った私たちは
再び、五戸病院へ戻った。
そして
内科外来の続きを始めた。
午前中の外来は、
中断もあったせいで長引いた。
休みなく診療して終わったのは
15時半。

ドクターヘリとCT
僻地の患者を救う。

CTとドクターヘリとビートルズ 完


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