スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CTとドクターヘリとビートルズ その2

2015年11月29日 18:37

次は超音波検査になる。
エコーと言う検査だ。
胆嚢に胆石があればほぼ診断できる。
胆管に胆石があるときは、
100%診断とはいかない。
最新式の超音波検査機器なら
診断しやすいが、
旧式だと、細かいところは見えない。
五戸病院に救急外来の機器は旧式だった。

腹痛が強いので点滴を始める。
そして、血液検査だ。

この時点で、木村医師から私に受け持ち交替になった。
木村医師は八戸に帰り、
診療を始めるのだ。

医師の勤務体系は、昔から
労働時間と言う概念がない。

私は、患者を診察した。
腹部に圧痛があるが、
腹直筋の緊張が少ない。
そして、背中を押すと痛がる。
持続痛で、
夜中突然発症だ。
胆嚢に、胆石はない(超音波検査で)
後腹膜の病気を考える。
後腹膜に病気は、腹部診察だけでは重症度がわかりにくい。
腹部内臓の病気なら、
例えば急性虫垂炎や腸閉塞などは、
腹部の圧痛が強いほど、重症。
だが、腹膜の背中側にある
膵臓、腎臓、尿管、腹部血管は、
腹壁に強い圧痛が出るときは、
超重症の時だ。
その前はぼんやりした腹部の圧痛だ。

後腹膜の病気を考えたときは、
CT検査が役立つ。

膵臓や、腎臓、血管が手に取るようにわかる。

五戸病院にいいところは、
緊急CT検査を放射線技師にお願いすると、
5分で検査を開始できる。
すごく対応が速い。
その日もそうだった。

患者はC室へ移動した。
看護師が私に伝えてくれた。
血液検査結果が出ていますよ。

私は、電子カルテの画面を見た。
正常値は黒い文字。
異常地値は赤い文字。

画面には、赤い文字がぎっしりだった。

私の勘は当たった。
胆石と膵臓の病気を疑う、検査が特に異常だった。
(続く)


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://doctorheli.blog97.fc2.com/tb.php/2236-70575c62
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。