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ドクターカー独り立ちはサンダーバード作戦 最終

2015年11月25日 18:01

飛行はあっという間だった。
八戸ERに着いた私は、
フライトナース加藤の携帯電話を鳴らした。
「今どの辺ですか」
「赤車が停車したばかりです。
救急車停車地点です。
着きました。まだ、患者接触していません」
「これから山へ登るのか?」
「いや、患者は救急車に向かって下山しているそうです」
「じゃ、そこで待つ?」
「はい」

少しして、こんどは
ドクターカー携帯電話を鳴らした。
東医師が出た。
「患者の状態は?」
「CPAです」
「そうか、CPAか。それなら、
患者を栗原医師に託して、
東先生はドクターカーで
病院へ戻ってください。
そして、ドクターカースタンバイ態勢に戻ってください。
それまでの間、
ドクターカー要請があれば、
私が、ドクターカー2号で出る」
「はい、すぐ戻ります」
CPAなら、救急隊と医師看護師のユニットがあれば
大丈夫。
医師2名は不要。
東医師はドクターカースタンバイに戻ってもらう。


東医師が病院に到着。
遅れて、久慈消防の救急車で、
栗原医師が患者と共にERに到着した。

外傷性窒息だった。
蘇生不能。

患者は
柔らかいベッドに患者は寝かせられて、
ずぶ濡れで泥だらけの衣服から
乾いた寝間着に着替えさせ、
温かいERで天国へ行った。

東医師のドクターカー独り立ち初日は、
雨の日の県境超えのサンダーバード作戦だった。

多く消防、医療者が現場へ出動したが
救うことはかなわなかった。

合掌。


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