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山形メディカルラリー参戦記 その3

2015年10月20日 18:12

ステージ3 「TAXI!」 救急隊、ドクターカー同時出動
救急隊:近藤隊長(ステージ中の役職は救命士) 
坪救命士 木村救命士
ドクターカー:山内医師 
ステージ応援看護師

このステージは、救急隊とドクターカーが同時出動だった。
タクシーが交通事故を起したため出動要請がかかった。
現場からは近くの救命救急センターまでは30分、
ドクターヘリのランデブーポイントまでは2分の設定であった。
このステージには本物の救急車が用意され、
現場まで運転もしなくてはいけない設定であった。
とてもシナリオ設定に力が入っていた。
救急車内には、消火器やジャッキなどの装備も用意してあった。
現場に到着するとタクシーが壁に衝突していた。
目撃者がいたため近藤隊長は目撃者から情報を聴取。
同時に警察に連絡し交通整理を依頼し、
木村救命士と坪救命士に周囲の安全と負傷者の数の把握を指示した。
目撃者の話では急にタクシーが曲がり、
壁に衝突したということだった。
ブレーキを踏んだ様子はなく、
交通事故の原因は内因性疾患の先行も疑われた。
安全確認と負傷者の人数確認を終えた救命士2名が報告、
「オイル漏れはあるが、引火の危険はなし。
負傷者は運転手と後部座席の乗客の2名です。」。
山内医師を運転手に、坪・木村2名の救命士を乗客に割り当て、
負傷者2名なのでもう1隊救急隊を要請した。
山内医師は運転手に接触。
PSを確認しA、B、C、Dと大きく問題ないが、
運転手は胸部~背部の強い痛みを訴えていた。
エアバッグ作動もあるため胸部外傷をまず疑った山内医師だが、
大きな胸部外傷はなさそうである。
外傷なのに血圧が高いことに気付いた山内医師は、
患者のAMPLEを聴取。
運転手は高血圧の既往があるが血圧の薬を飲んでいなかったことを聞き出した。
山内医師は
「運転手は大動脈解離疑い。ルートとって降圧、
鎮痛開始します」すばやく現場で出来る処置を開始した。
そのころ、救命士2名は後部座席の乗客を観察。
後部座席には多量の出血があり左胸にナイフが刺さっていた。
すばやく、全身観察をおこない
「出血性ショック、意識レベルも低下あり。」
また、ポケットから服用薬のリストも採取していた。
現在は特定行為として
ショック患者に医師の指示を担保にリンゲル液のルート確保が行える。
山内医師に指示をもらい木村救命士は車内でルート確保をおこなった。
現場では近くで喫煙しようとしている野次馬を退けたりしている近藤隊長に
負傷者2名の情報が伝わってきた。
後部座席の負傷者がなぜナイフが胸に刺っているかは不明だが、
大動脈解離と出血性ショックの重症者2名。
近藤隊長は搬送順位を決める必要があった。
山内医師に後部座席の負傷者はナイフが刺さっていることを伝え、
運転手(特に背部に)外傷がないか再度確認。
山内医師「背部に外傷なし。心タンポナーデなし。
降圧薬で血圧管理は良好。
鎮痛薬で疼痛管理もできています。」
大動脈解離は確かに重症疾患だが、
心タンポナーデなど解離による臓器合併がなく、
降圧・鎮痛コントロールができているなら出血性ショックよりは緊急性はない。
出血性ショックは現場で根本止血は難しい。
(続く)


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