山形メディカルラリー参戦記 その2

2015年10月19日 18:09

ラリー競技会当日27日、
天気は晴れ。
会場は山形大学医学部付属病院。

劇的救命チームはまずはステージ2からスタートした。
・・・・・・・
ステージ2 「白雪姫が目覚めたら」 
救急隊先着
救急隊:山内隊長(設定は救命士) 
坪救命士 木村救命士
ドクターカー:近藤医師 
ステージ応援看護師

隣人が差し入れを持っていくと、
その家人の女性の様子がおかしいと救急要請があった。
救急隊が先着。
隣人から、山内隊長が情報聴取。
2人家族(夫婦)であるが、奥さん一人の様子がおかしいとのことだった。
意識障害患者であるため有毒ガスの影響も考え、
安全確認し先着救急隊は現場にはいった。
患者は食事中だったようで、食卓横に倒れていた。
山内隊長は坪救命士に女性の状態確認を木村救命士に夫の捜索を指示した。
倒れている女性はA、Bは安定、Cは頻脈、冷汗あり、DはJCSⅡ桁。
意識障害患者でありドクターカーが要請された。
ドクターカーが到着し近藤医師が女性の診察を始めようとしたところ、
木村救命士がトイレで倒れている夫を発見。
夫は心肺停止状態であった。
山内隊長は、近藤医師、坪救命士も夫の蘇生に加わるよう指示し女性の観察を続けた。
山内隊長が女性の血糖を測定。
低血糖が発覚。
低血糖を改善させるためにルートをキープし50%ブドウ糖40mlを投与した。
今年から救命士も低血糖改善のためにブドウ糖を投与できるようになっている。
山内隊長は屋内から夫婦が服用している薬を探し出し、
夫が血糖降下薬を使用していることを突き止めた。
低血糖が改善し、
意識が回復してきた女性から
夫が食事中に具合が悪くなりトイレに行ったことを突き止めた。
一方そのころ、夫の蘇生にかかっていた救命士はBLSを開始。
AEDの初期波形は脈なしVTであった。
AEDの除細動で自己心拍再開なし。
ACLS継続中に、
山内隊長が「食事中に含まれている何かしらの物質による中毒が疑われます。
中毒による心肺停止だと現場で蘇生させることは難しい。
ACLS継続しながらPCPS使用できる高次医療機関に搬送します。
搬送準備にとりかかってください。」と指示を出した。
坪救命士、木村救命士、近藤医師で協力しバックボード固定を行おうとしたが、
トイレから患者を運び出すのに難渋しタイムアップとなった。
その後のシナリオ説明で、
女性は間違えて夫の薬を服用し低血糖に、
夫は山菜と間違えてトリカブトを服用し、
中毒からの致死的不整脈による心停止だった。
時間が来て中毒物質の同定、患者搬送まではいかなかったが、
低血糖、中毒からの心停止とポイントを押さえることはできていた。
ラリー出場経験がない山内隊長であったが堂々と隊長職をまっとうした。
劇的救命チームは幸先の良い出だしとなった。
得点:ST2~58点(最高72点・最低8点・average56点)
(続く)


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