8回要請7回出動 その7

2015年09月13日 18:53

第7最終フライト
 ヘリポート脇の廊下で熱中症の患者をERドクターに引き渡してた。
ERドクターの話では「本日、ERは非常に混んでいる。
2つの診察室、11床のベッドでは足りずに
エクストラのベッドを3つも稼働している状況です。」
そんなことを話している、
14:57本日最後になるDrヘリ要請が東北町から発せられた
「孫と屋外で約1時間バスケをしてから自宅で倒れた。
嘔吐あり。熱中症疑いです。
Drヘリもスタッフも熱中症を起こさないように
最低限度の水分補給とヘリへの燃料補給を済ませ
15:07当院離陸。

15:20 東北町北総合運動公園到着。
患者に接触する。
HR80、BP157/92、RR24、SPO2 92%(room)、GCSE3V5M6。
患者は強い頭痛を訴え嘔吐していた。
体に触れると暑くない。
救急隊長にきくと屋外でバスケをしている最中に嘔吐と頭痛を自覚。
家の風呂場で体を冷やしていたが改善しないため救急要請になった。
確かに体温は34.9度であった。

熱中症でも頭痛、嘔吐の症状が出るが体温が下がっても症状が改善しない
ところが普通の熱中症らしくない。
頭痛も非常に強いものが続いている。
突然の頭痛で最も怖いのはクモ膜下出血である。
病歴からクモ膜下出血を疑い
それに対応できる病院への搬送が必要だと判断した。
クモ膜下出血の場合、再破裂を予防することが最も重要なため、
制吐薬の投与、
鎮痛薬の投与、
降圧薬による血圧コントロールを行い、
搬送先選定にとりかかった。
ランデブーポイントからクモ膜下出血に対応できる搬送先病院として
候補に挙がるのは青森県立中央病院、
八戸赤十字病院、
八戸市立市民病院である。
(続く)


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