全国フライトナース勉強会

2015年08月20日 18:56

平成27年7月10日 八戸市立市民病院で
「第18回フライトナース勉強会」を開催いたしました。

「フライトナース勉強会」とは日本航空医療学会のフライトナース委員会が主催し、
全国のドクターヘリ基地病院で開催するフライトナースの勉強会です。

参加者はフライトナースや今後フライトナースとなる看護師です。

勉強会の目的は
「フライトナースの技能の研鑽・向上、質の維持を図ること」で、
主旨は
「各ドクターヘリ基地病院における教育方法を活用することによって
知識・技術を共有する」ことです。

ドクターヘリは現在、
全国37都道府県45機配備されてきておりますが、
フライトナースとして活動している看護師は全国でも多くはありません。

そのため、地域や施設の枠を超えて、
フライトナースとして知識や技術の情報交換のできるこの勉強会は
とても有意義なものです。

今回は全国から
南は高知、北は函館と22の基地病院から
43名の参加者をお迎えいたしました。

勉強会の内容は各施設スタッフが考えて開催するものでして、
今回私達は、テーマを「家族対応」としました。

ドクターヘリ出動時は、患者の救命が最優先となります。
時間や資源、スタッフに限りのある中、
患者家族への関わりは大切と思いながらも、
十分な対応を行えているのだろうか?
と疑問を持つときがあります。

そこで今一度、救急患者家族の心理や不安を振り返り、
フライトナースとしてできる家族対応を考えてみたいと思いました。

開催の挨拶として、
三浦一章院長、
林利智子看護局長、
日本航空医療学会フライトナース委員会の委員長である、
愛知医科大学病院の坂田久美子様からお言葉を頂きました。

当院の紹介を行った後、
今明秀救命救急センター所長の救急医療について講義

参加の皆さんが身を乗り出し、
メモを取り始めるほど熱心に聞いていたのが印象的でした。

助けられる命を救いたいという熱い思いは、
皆さんをさらに熱くしていたように感じました。

次に救急患者家族の心理や基本的対応について講義を行いました。

休憩を挟んで、グループワークとして家族対応の事例検討を行いました。
フライトナース勉強会1 (375x500)

事例の1つ目は「高エネルギー外傷でCPAとなった患者に対し、
開胸心マッサージを伴うCPRを同乗した家族の目の前で実施した例」。

2つ目が「高エネルギー外傷の患児に付き添った母親がヘリ内で、
患児の症状に動揺し、危険行動をとろうとした例」。

今日初めて会った同士の皆さんが、
地域や施設の取り決め等の相違を超えて、
より良い家族への配慮や声掛けを、
真剣に熱心に語りあっていました。

活発に意見や情報交換を行われ、
時間が少なかったというご意見もあり、
もっと時間を設ければよかったと反省しております。

最後に日本航空医療学会フライトナース委員会の
川崎医科大学付属病院の藤尾政子様から、
閉会のご挨拶を頂き勉強会終了となりました。

当院の施設見学として、
ER,CCM,ICU,ドクターカー、
移動型緊急手術室、ヘリポートを回りました。

特に移動型緊急手術室
ドクターカーV3はみなさん興味深げに、
八戸工業大学の先生と
吉村医師の説明を聞いておられていました。

今回の勉強会が18回目と聞き、
当院のドクターヘリ運航開始が、
全国で18番目であった事を思い出し、
縁のある数字だとふと感じました。
18番はプロ野球のエースナンバーです。

ドクターヘリ運航前に研修で行った、
日本医科大学千葉北総病院の方に、
「7年頑張ってここまでやってきたんですね」
と言って頂きました。

この言葉を受け、更に研鑽していかなくてならないと痛感しました。

約半年以上かけ、
八戸ドクターヘリのフライトナース一同で勉強会の準備を行ってきました。

本当に大変でしたが、
関わった皆様のご協力の元無事終了する事ができました。
本当に感謝しております。

次は埼玉医科大学総合医療センターで行われるそうです。

是非、多数の参加で勉強会が盛り上がることを願っております。

フライトナース O
フライトナース勉強会4 (500x281)
勉強会終了後に見えた
八戸の夕日です。
   


 


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