ドクターヘリのドア

2015年07月31日 18:59

ドクターヘリのドアが飛行中に開いた事故が起きました。
国内のある地域です。
人身事故には至りませんでした。
ドアノブに何かが触って、ドアが空いてしまったようです。

質問を頂きました。
「ドクターヘリのドアは中からロックできるのですか」

ドクターヘリに乗る我々は、
飛行中に、シートベルトを外して緊急処置をすることがあります。
そんな時に、肘や服や、コードがドアノブに引っかかる可能性はあります。

ドクターヘリのドアは外からはロックすることができます。
でも、室内からは開かないようにロックはできません。

毎朝、機長はミーティングで、
「見張り協力をお願いします。
ドアノブに手などが触れて空くことがないように気を付けてください」
と、注意喚起をしています。

万が一、ドアが飛行中に開いても、
物が地上に落下しないように、
物を床に置かないことを機長は指示しています。

八戸で使っている、EC135は
ドアノブに手や、肘が引っかかりにくいように、
ドアノブとドアの内張りが平面になるように、
作られています。

緊急処置で飛行中にドクターシートでベルトを外す時は、
腰ベルトを残して、肩ベルトだけを外すようにしています。
このことで、万が一ドアが開いても、
ドクターは落下しません。

安全対策は、
事故を予想し、
事故が起きないようにすることと
起きてしまった時に、
被害を食い止める対策が必要です。

八戸ドクターヘリでは、両面から安全対策をしています。

これはドクターヘリ事業に長く関わってきた
中日本航空の経験によるものです。

今後も、日本のドクターヘリは安全運航でなくてはいけません。


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